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ミシュラン、「ミシュランガイド関西 2015」を10月23日に発売
飲食店・レストランを335軒、ホテルを59軒、旅館を38軒セレクション
(2014/10/22 16:28)
- 2014年10月23日発売
- 本体3000円+税
日本ミシュランタイヤは、京都・大阪・神戸・奈良を対象に厳選した飲食店・レストランと宿泊施設を紹介する「ミシュランガイド関西 2015」(ISBN:978-4-904337-07-3)を10月23日に発売する。掲載施設は合計432軒で、飲食店・レストランを335軒、ホテルを59軒、旅館を38軒セレクションしている。価格は、本体3000円+税。
ミシュランガイドは、「遠くまで走ることの楽しさを味わってほしい」という気持ちがこめられた1冊の本として1900年8月にフランスで誕生。1926年には“美味しい”レストランが入っているホテルには★がつくようになった。
現在の一つ星、二つ星という評価は1933年頃に登場し、一つ星は「そのカテゴリーで特に美味しい料理」、二つ星は「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」、三つ星は「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と位置づけられ、「皿の上のもの」である料理を、移動距離によって讃えている。これは、ミシュランガイドの“遠くまで走ることの楽しさを味わってほしい”という気持ちが反映されており、タイヤメーカーであるミシュランらしい指標となっている。
ミシュランガイド関西 2015では、三つ星として14軒の飲食店・レストラン(京都:7軒、大阪:4軒、神戸:2軒、奈良:1軒)、二つ星として53軒の飲食店・レストラン(京都:22軒、大阪:17軒、神戸:11軒、奈良:3軒)と1軒の旅館(京都)、一つ星として184軒の飲食店・レストラン(京都:67軒、大阪:66軒、神戸:39軒、奈良:12軒)と2軒の旅館(京都)を収録。星以外にも、「丁寧に作られた質のよい食事を手頃な価格で提供するレストラン」として、ミシュランマンのマークがついたビブグルマン 84軒(京都:26軒、大阪:38軒、神戸:20軒)を収録している。
出版に先立つ20日、大阪市内のホテルでミシュランガイド関西 2015出版記念パーティを開催し、三つ星として収録された飲食店・レストランの表彰を行った。
挨拶に立った、日本ミシュランタイヤ代表取締役社長 ベルナール・デルマス氏は、1900年から始まったミシュランガイド114年の歴史に触れた後、2014年はミシュランが日本でビジネスを開始して50年目にあたることを紹介。50年前の1964年、東京オリンピックの年に開業した東京モノレールにミシュランタイヤが採用されたのが日本でのビジネスの始まりになるという。
デルマス氏は、「秋は、食べ物が本当においしい季節ですね。ミシュランタイヤとミシュランガイドの本来の目的である、美味しい食事をするために旅行したり、美しい景色を見るためにドライブをしたり、私も関西の観光地を訪れ、よりよいモビリティを楽しみながら美味しい料理を味わう旅にでかけたいと思います。みなさんもでかけてみてはいかがでしょうか?」と語りかけ、「ドライブの際にはぜひミシュランタイヤもよろしくお願いします」と、冒頭の挨拶を終えた。
ミシュランガイドに紹介されると、国内外の観光客にその地域が広く知られるようになる。来賓として挨拶に立った国土交通省 近畿運輸局長 土屋和省氏は、関西の多彩な食文化がミシュランガイドによって紹介されることで、海外の観光客に日本の食文化が知られていくことを歓迎し、2020年に2000万人の外国人観光客来日を目指すとした。
乾杯の挨拶は、大阪市 大阪観光局 局長 加納國雄氏。乾杯後、ミシュランガイド関西 2015に収録された三つ星飲食店・レストランの発表となった。
●三つ星レストラン・飲食店
このミシュランガイド関西 2015は書店で購入できるが、ミシュランは「ミシュランガイド・デジタル」というWebコンテンツを公開。ミシュランガイド関西 2015を含むミシュランガイド5冊分の内容を知ることができる。月額課金制となっており、詳細はミシュランガイド・デジタルのWebサイト(http://michelinguide.gnavi.co.jp/)を参照のこと。