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ANA、那覇空港にダイヤモンドメンバー向けの新ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」を12月15日開設
ラウンジに直結する専用保安検査場を新設し、スムーズな搭乗が可能に
(2014/12/11 00:00)
- 2014年12月10日開催
ANA(全日本空輸)は、那覇空港にダイヤモンドサービスメンバーおよびファーストクラス利用者向けの限定ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」を12月15日に開設する。ANA SUITE LOUNGEは、国内線では東京国際空港(羽田空港)に次いで2番目の開設となる。このラウンジのオープンに先立ち、12月10日に報道陣に公開が行われたのでその模様をリポートする。
那覇空港のANA SUITE LOUNGEは、2FのC保安検査場の左脇に新設。従来のプレミアムメンバー向けのラウンジは2Fの出発ロビー31番ゲート向かいにあるが、保安検査に関しては一般客と同じものを使う必要があった。しかし、沖縄のANA SUITE LOUNGEは、中にラウンジ利用者しか使えない専用の保安検査場があるため、一般の保安検査場が混雑していてもラウンジ内の保安検査場を使うことでスムーズにゲートまで向かえる。実際、沖縄は修学旅行などで使われる機会が多く、取材中も200人近い学生が詰めかけ一般の保安検査場の半分が塞がっていた。こうした場合でも待たなくて済むのが大きなメリットとなる。
さらに出発まで待機するラウンジとしての機能も充実しており、262m2のスペースに41席用意されるラウンジ内では専用のWi-Fiやコンセントが使えるほか、仕事ができるデスクなども備えられている。また、内装やフード類は「沖縄を感じて欲しい」というコンセプトで揃えられており、沖縄の伝統織物“ミンサー織り”のアートや珊瑚をイメージした照明フード、海をイメージしたガラスの置物に加え、シークワーサージュースや泡盛などが提供される。
設備面では、授乳室や携帯電話用の個室ブース、専用喫煙室、多機能トイレなど必要な機能がすべて揃っている。また、女性用の洗面所には無料のアメニティが提供される、決して広くはないが、きめ細やかなサービスが充実している。
担当者によると、那覇空港は2時間前など比較的時間に余裕を持って空港に到着する利用者が多く、こうしたダイヤモンドサービスメンバーにくつろいで欲しいということで全国では2番目の設置となったという。また、お土産物などを置くことができる、ラウンジとして初の荷物用ロッカーを設置しており、盗難の心配なく荷物が置いておける。今後、他空港にも「ANA SUITE LOUNGE」の設置を検討しているという。