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JAL、羽田空港国際線の新ターミナルに「サクララウンジ・スカイビュー」新設
草原の上で寝転びながら滑走路を眺めるイメージの「スカイヒル」ルームなどを配置
(2014/3/28 14:22)
JAL(日本航空)は3月25日、リニューアルする東京国際空港(羽田空港)国際線の「サクララウンジ」を報道陣に公開した。3月30日にオープンするサクララウンジは、拡張される羽田空港国際線の新ターミナルに新設され、従来の本館ラウンジと合わせると従来比2.5倍の規模に拡大する。
新ラウンジは「モダンジャパニーズ」をコンセプトに日本の和のテイストを活かし、ゆとりのある空間と、バラエティに富んだルームデザインが特徴。フロアの奥に進むに従って家具やカーペット、シートのデザインが次々と変わる「room to room」をコンセプトとしている。
新ターミナル5階に新規オープンする今回のラウンジは「サクララウンジ・スカイビュー」と名付けられ、名前のとおり新ターミナルからの眺望を活かしたフロアデザインが最大の特徴。特にラウンジの一番奥に配置された「スカイヒル」ルームは、「草原の上で寝転びながら滑走路を眺めるイメージ」となり、羽田空港滑走路を眺めることができる大きな窓と、新しい試みとしてフロアに段差を設けて、最前列でなくても眺望が楽しめるよう配慮されている。
このほか、書道家の武田双雲氏による世界地図をモチーフにした大型アートを配置したバーカウンターが備わるとともに、ダイニングの大型の窓からも滑走路を一望できるようになっている。更衣室や授乳室も新設され、シャワー室、マッサージチェアも備えている。座席数は271席。
また、従来から国際線ターミナルビル本館4階、5階にある「サクララウンジ」もリニューアル。
エントランスも兼ねる4階は、飲食が可能なダイニングとシャワールームなどで構成。5階はフライトの時間までゆったりと過ごすことができるラウンジや、仕事にも使えるビジネスコーナーも備えている。座席数は314席。いずれもラウンジ利用者は無料でビュッフェ型式による食事や有線・無線LANの利用が可能。
内覧会ではインテリアデザイナーの小坂竜氏が挨拶し、「イメージ通りの明るくてバラエティに富んだ場所になって嬉しい。サクララウンジは海外へ出る日本人や海外の人が帰国する前に利用する場所。旅の前の空間として日本を象徴するような場所にした」などとコメント。
同氏は現在工事中の「ファーストクラスラウンジ」のデザインも担当しており「期待していただきたい」と自信を伺わせた。ファーストクラスラウンジは8月末のオープンを予定しており、施設の充実とファーストクラスにふさわしい新サービスを提供するという。
なお、オープン初日となる3月30日には、リニューアル記念として利用者全員に桜の花びらをかたどったサクララウンジロゴ入り「さくら石鹸(Savon de Siesta製)」がプレゼントされるほか、JAL空の上のレストラン「スカイオーベルジュBEDD」のスターシェフとコラボし、春をイメージした特製「手鞠(てまり)寿司」が提供される。