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羽田空港国際線ターミナルに「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」が9月30日オープン

日本初のトランジットホテル「ロイヤルパークホテル ザ 羽田 トランジット」も同時にオープン

2014年9月30日オープン

9月30日にオープンする「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」

 9月30日に東京国際空港(羽田空港)国際線旅客ターミナルにオープンする「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」「ロイヤルパークホテル ザ 羽田 トランジット」。そのオープンに先駆け、9月26日に報道陣向けの内覧会を開催した。

 「ロイヤルパークホテル ザ 羽田 トランジット」は、航空機の乗り継ぎなどを行う保安エリア(空港内で保安検査後の旅客だけが立ち入りできる区域)内にあり、主に海外からの乗り継ぎ客をターゲットとしたもので、羽田空港の国際ハブ機能を強化する機能を備えた日本初のトランジットホテルだ。また、一般立ち入りエリアにオープンする「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」も、レストランが朝5時から深夜1時まで営業しているなど24時間空港の利用客の利便性が考えられたホテルになる。

 内覧会では日本空港ビルディング 執行役員経営企画本部長代理 徳武大介氏が「(今回のホテルの開業は)どんどん増えていく国際線の需要に応えていくための整備の一環です。(今の)羽田空港はあくまで通過点であり今後のさらなる増便、オリンピック、そしてその先に向けて拡大、充実する流れになっていますので、我々空港関係者は一層サービスの充実を計っていかなければなりません」と語った。

 その後、ロイヤルパークホテル ザ 羽田 総支配人 戸張浩幸氏より大型スクリーンにて新しいホテルの説明が行われた。

日本空港ビルディング 執行役員経営企画本部長代理 徳武大介氏
ロイヤルパークホテル ザ 羽田 総支配人 戸張浩幸氏
戸張浩幸氏よりホテルの説明が行われた

「ロイヤルパークホテル ザ 羽田 トランジット」

 主に海外からの乗り継ぎ客をターゲットとした保安エリア内のトランジットホテルで、客室17室、リフレッシュルーム8室と専用ラウンジを備えている。

 羽田空港を中継地として乗り換える乗客の利便性を考え、客室はすべて6時間単位、リフレッシュルームは1時間単位の時間貸しとなる。予約時には到着便名と次の出発便名、そして利用時にはパスポートが必要だが、日本のビザがなくても利用できるのが特徴になっている。

 なお、トランジットホテルはシンガポールのチャンギ国際空港、韓国の仁川国際空港など多くの国の主要空港にすでに設けられている。

保安検査所を抜け114ゲート方面、141~148ゲートとの接続部付近に設置されたエスカレーターがホテル入り口
ホテルのエントランス
エントランスホール
ホテルスタッフには日本人のほか韓国人、ネパール人、インド人を採用していて英語以外の言葉にも対応する
ホテルの随所に和のテイストを盛り込んでいる
落ち着いた有料ラウンジ
トランジットシングル(ディテンションルーム)
トランジットツイン(ユニバーサル)
ユニバーサルタイプのトイレ
トランジットダブル
リフレッシュルームは時間貸しとなるシャワールーム付きの個室で、汗が引くまでゆっくりとできるTV付きの部屋
素材のコットン選びからこだわり抜いた、片面パイル片面ワッフルで端までやわらかいオリジナルタオル
アメニティ
旅をイメージした調度品
随所にさし色を配置し華やかさを演出

「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」

 「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」は、ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが展開する宿泊主体のスペシャリティホテルブランド(THEシリーズ)の5つ目のホテルとして9月30日にオープン。

 客室296室、リフレッシュルーム6室のほかレストランや会議室を備えており、ホテルのファーストゲートは羽田空港国際線旅客ターミナル3階の出発ロビー内にある。

羽田空港国際線旅客ターミナル3階の出発ロビー内にあるファーストゲート
ファーストゲートの扉には鳥居などで使われている朱色を配した
セカンドゲートの壁は旅行鞄がモチーフ
鞄の取っ手は本物を使っている

 ホテルの総支配人 戸張浩幸氏によると、ゲートの朱色は旅の災難を防ぐ色で、そんな朱色の鳥居をくぐって旅に出発していただくというホテルの気持ちのあらわれだそうだ。またセカンドゲートには旅の思い出が詰まっている、あるいはこれから出発する旅の想いが詰まった鞄をイメージしたとのこと。

中央の黄緑色の椅子を中心に左右に広がるベンチは飛行機の翼をイメージしたもの
ロビーは「旅行」「地球」「宇宙」を、天井の線は飛行機の経路をイメージしたもの。金属でできたカウンターは飛行機の胴体をモチーフにしている
プリズムスイート
プリズムスイートにはアタッシュケースの机、天井には飛行機、テーブルには地球儀と、旅情と遊び心が随所に盛り込まれたデザインが施されている
プレミアムデラックスツイン
ハリウッドツイン
プレミアムダブル
シングルルーム
シングルルーム
広々としたファミリールームは6名まで利用可能だ
会議室
ファーストゲートを入るとまず現れるのがレストラン&バーだ。営業時間は朝5時から深夜1時までと24時間空港の利用客の利便性を考えたものになっている。深夜にグレードの高い食事とお酒を楽しめる羽田空港唯一の場所なのだ

コンセプトルーム「ホーム スパ スイート」

 ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ、LIXIL、大塚家具、川島織物セルコンの4社によるコラボレーションコンセプトルームが「ホーム スパ スイート」。「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」の8階プレミアムフロアにあり、ホテル開業と同時にオープンする。

大塚家具と川島織物による家具や世界的な工業デザイナー奥山清行氏によるソファーなどがスイートにふさわしい特別な世界を演出する
LIXILの最先端の浴槽「フォームスパ」を設置
川島織物による特別な演出がなされるベッドルーム

(高橋 学)