トヨタ、「猿田彦珈琲」オリジナルの“H.H.コーヒー”を提供する「TOYOTA HARRIER CAFE」開催

コンセプトカフェ「TOYOTA HARRIER CAFE」に展示されたボディー全面にミラーシートを貼り付けたハリアー。万華鏡のような演出がなされる

　トヨタマーケティングジャパンは1月21日、スペシャルティコーヒーの専門店「猿田彦珈琲」とコラボレーションしたハリアーのコンセプトカフェ「TOYOTA HARRIER CAFE」を、東京 六本木ヒルズに1月27日までの期間限定でオープンした。

　店内にはハリアーのボディー全面に鏡面シートを貼り付けたコンセプトカー「Mirror HARRIER」を展示。三角形の鏡面空間に格納されており、ここに映像を投影することで周囲の鏡面とボディーで反射し合い、万華鏡のように煌びやかに写る演出となっている。

　投影する映像の内容や色合いは展示脇に設置されたタブレット端末を使い、カフェの利用者が操作できるようになっている。さらにこの様子は映像としてインターネット配信され、Webブラウザーからも遠隔操作で同じように演出を操作可能。なお、このミラー仕様のハリアーはコンセプトカーのため、市販される予定はないとのこと。

三角形の鏡面空間に格納された鏡面ボディーのハリアー。投影される映像によって万華鏡のような様々な模様で煌びやかに映し出される

クルマの正面以外にも、店内のカウンターなどからコーヒーを飲みながら展示を楽しむことができる

映像をコントロールする端末。カフェ利用者が操作して、絵柄や色を変えることができる。なお、ネット配信もされており、Webブラウザーから遠隔操作でこの端末と同じ操作ができる。操作するユーザーが多数の場合は操作を受け付けた順番に反映されるとのこと

「Mirror HARRIER」を写真に撮ってSNSに投稿するとオリジナルドリップバックがプレゼントされる

　カフェの店内ではハリアーをイメージしたフード類を販売しており、ハリアーの「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」など5色のダーク系ボディーカラーをイメージしたオリジナルブレンドコーヒーを開発。5種類の「H. H.（Hybrid Harrier）オリジナルブレンド」（税別450円）として提供している。期間中にはカフェ内でアンケートに答えた人にH. H.オリジナルブレンドの1杯無料券が進呈され、さらに展示されているミラーコーティングのハリアーを撮影してSNSに投稿すると、H. H.オリジナルブレンドが自宅などでも気軽に楽しめる「ドリップパック」がプレゼントされている。

猿田彦珈琲の代表 大塚朝之氏

　オープン初日に行われたカフェのオープニングイベントでは、猿田彦珈琲 代表の大塚朝之氏が登場。5つのブレンドに込めた「ミステリアス、シック、インテリジェント、ゴージャス、フォーマル」というコンセプトを説明し、実際にコーヒーをドリップして報道関係者などにふるまった。

　大塚氏はトヨタとのコラボレーションについて「なかなかこういう機会は珍しく、コーヒーを始めたときに、こんな豪華な場所に呼ばれるとは思わなかったです。コーヒーの新しい時代が来ていると実感しています」「ハリアーのような都市でも山などのフィールドでも走れるという2面性を我々も持ちたいと思っていたところで、ハリアーとのコラボはとても光栄です。ハリアーのカタログを見て5つのテーマを見つけましたが、同じダーク系のボディー色でも多面的で繊細な表現があり、コーヒーともつうじる部分を感じました。ブレンドの名称がみなさまのイメージに合うようにするのに苦労しました」と語った。

　報道関係者向けに用意されたH. H.オリジナルブレンドを試飲したところ、どのブレンドも味にコクがあり、香りも豊かだが渋みや苦みはなく、飲みやすいコーヒーだと感じた。1週間限定のオープンとなっており、期間中に六本木ヒルズの近くに行くようなことがあればぜひ訪れたいカフェだ。

猿田彦珈琲の代表 大塚朝之氏がオリジナルブレンドについて解説し、ドリップの実演を披露した

ハリアーの5つの車体色のイメージに合わせたオリジナルブレンド。同じコーヒーだが、それぞれ差が明確に分かるほど味が異なる

ハリアーをイメージしたフード類も提供。写真のイカ墨を使ったバンズで車体の黒を表現した海老カツバーガー、白いクリームと黒のチョコレートスポンジでモノトーンを表現したカップケーキなども用意されている

「TOYOTA HARRIER CAFE」の店舗外観。出入り口前の通路にもハリアーが展示されている