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鈴鹿サーキット、ゆうえんちの新アトラクション「アクロエックス エボリューション」「アドベンボート フロンティア」を3月1日オープン

各1回500円、難所やミッションの追加でよりチャレンジングに

2015年3月1日オープン

料金:1回500円(パスポート利用可)

 モビリティランドは2月20日、鈴鹿サーキットに併設するゆうえんち「モートピア」で、3月1日にオープンする新アトラクション「アクロエックス エボリューション」、「アドベンボート フロンティア」を公開した。利用料金はいずれも500円(1人1回、パスポート利用可)。

 新アトラクションは、従来からある「アクロエックス」「アドベンチャーボート」をリニューアルしてオープンするもので、特徴は、自らの操縦でのりものを進めるアトラクションとし、従来よりも難所やミッションを追加、よりチャレンジングな内容のアトラクションへ進化させた。

アクロエックス エボリューションで使われるアウトドアビークル
アウトドアビークルのコックピット
幼稚園児でも運転可能なレイアウト
急坂を下る”激坂テスト”に続き水中を走る”ウォーターテスト”
タイトなコーナーも待ち構える
岩の壁が近くに迫ってくるので迫力満点
獲得ポイント100点でS級ライセンスを獲得できる
その場で発行されたS級ライセンスを、「ライセンスセンター」「メンキョセンター」に持っていくと顔写真入りのライセンスカード(300円)を手にすることができる。
アクロエックス エボリューションのほか、プートのモビパークには、レーシングタイプのDREAM R、エコランを楽しむene-1をラインアップ

 アクロエックス エボリューションは、オフロードマシンのテストドライバーとして悪路のコースを走り抜け、マシンの開発に繋げるミッションにチャレンジするというアトラクション。

 マシンの最高速度は約5km/h、1周約400mのコースを約7分程度で周回する。利用条件は小学3年生以上となっているが、2歳~小学2年生の子供に関しても中学生以上の付き添いで利用は可能、幼稚園の園児でも運転操作することができる作りで、大人が運転をアシストしてあげればコース1周を回ることができる。

 リニューアルしたコース内には、新たに25%勾配の下り坂を走行する“激坂テスト”など12種類のミッションを用意、加えて搭乗するマシンにも新たにポイントメーターを搭載、各ミッションの達成レベルによりポイントが与えられ、ゴール地点で表示される合計ポイントにより、「S級」「A級」「B級」と3種類の達成レベルが判定される。

 実際に体験してみると“激坂テスト”ではすべり落ちるほどの感覚を楽しめ、水中を走行していくと水柱が高く吹き上がり、実車のオフロード車で走行をしているような感覚を楽しめる。

 コース内にある12種類のセクションを通過するごとに、ポイントメーターに点数が示されるので、すべてのセクションで高得点獲得を目指して、チャレンジを重ねる楽しさを付け加えた。

新アトラクションのお披露目会には、一般の家族連れや幼稚園児が招待された
アドベンボート フロンティア
エネルギーモニターが装着された
コースの途中でパワーリングを見つけて、エネルギーを回復させないとミッションを達成することができない
チャレンジの航海に出発
進行方向の先に滝のカーテンが待ち構える
パワーリングを見つけられず、エネルギー切れになるとミッションクリアとならず

 一方、アドベンボート フロンティアは、自らボートを操縦し冒険に出発するアトラクション。コースには7つの難所を用意、限られたエネルギーを使い果たすことなく無事に帰還するというミッションが与えられる。

 搭乗するボートには新たにエネルギーメーターを搭載、無事にゴールするためにはコース内に隠されたパワーリングを見つけてエネルギーを回復させることが必要となる。

 コースの中には、横幅約4mの滝のカーテンや謎の泡がぶくぶくと湧き上がる泡のエリアなど、新たな難所が登場。エネルギーを回復させるパワーリングに近づくためには、難易度の高いコースを進むことが必要となってくる。

 この日のお披露目会には一般招待客も招かれ、家族連れや近隣の幼稚園児が新アトラクションを楽しんだ。新しいアトラクションは、1度で攻略することが難しいため、子供だけでなく大人も一緒に目標達成に向け、何度でもチャンレンジする姿があった。

モビリティランド 取締役 鈴鹿サーキット総支配人の荒木正和氏

 新アトラクションの説明会において、モビリティランド 取締役 鈴鹿サーキット総支配人の荒木正和氏は「今回リニューアルした2機種は、従来より人気のある施設。春の2機種に加えて、夏にはプールの魅力もアップし、新たな魅力を付加していく」と今後の方針を示した。

3月7日、8日にはホンダF1復活祭として、2015モータースポーツファン感謝デーが実施される
アクロエックスエボリューションとアドベンボートフロンティア
アクロエックスエボリューションの特徴
アドベンボートフロンティアの特徴
ゴールデンウィークのイベントも充実させた
ホテルのコンセプトルームも、「コチラファミリールーム」「サーキットキッズルーム」「レーシングルームプレミアム」とネーミングを改めてキャラクターを明確化させた

 また、ホンダのF1復活の年となる2015年の取り組みについて、荒木氏「今年の日本グランプリは非常に注目が集まっている。鈴鹿サーキットとしては、F1の3日間だけ盛り上がるのではなく、モータースポーツ全体として、F1や8耐の開催を始め、ビギナー向けのイベント、お子様向けのチャレンジ、アジアの若い人を呼んだイベントなど様々な活動を通じて、様々な人にモータースポーツへの造詣を深め体験していただく機会を提供していきたい」と、意気込みを語った。

 新アトラクションのオープンに続き、鈴鹿サーキットでは3月7日~8日に「Honda F1復活祭」と題した「2015 モータースポーツファン感謝デー」を開催。恒例になっているイベントも、例年以上にF1を前面に打ち出したプログラムとなっている。

(椿山和雄)