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日産、上海モーターショーで「ラニア」「ムラーノ ハイブリッド」の新型車2モデルを世界初公開
ヴェヌーシアブランド初のSUV「VOW(ボウ)」も同時発表
(2015/4/20 14:47)
- 2015年4月20日(現地時間)発表
日産自動車は4月20日(現地時間)、上海モーターショー(プレスデー:4月20日~21日、一般公開日:4月22日~4月29日)で中型セダン「Lannia(ラニア)」と1モーター2クラッチ式ハイブリッドシステムを搭載した「ムラーノ ハイブリッド」の新型2車種を世界初公開した。いずれも中国市場をターゲットにしたモデルで、ラニアは今秋、ムラーノ ハイブリッドは今夏に発売を予定している。同時にNISMOブランドから「GT-R NISMO」「370Z NISMO」の2モデルを中国で初披露したほか、中国で展開している独自ブランド「ヴェヌーシア」ブランド初となるクロスオーバーコンセプト「VOW(ボウ)」の発表も行っている。
中型セダン「ラニア」
20代~30代の中国の若者をターゲットにした「ラニア」は、北京のデザインセンター「日産デザインチャイナ」の若手中国人デザイナーが中心となってデザイン・開発が行われた中型セダン。
デザインは、日産の新しい形状表現の特徴であるコンセプト「エモーショナル・ジオメトリー」に基づいて行われ、「エモーショナル」(表情豊かでダイナミックな動きを伴うもの)と「ジオメトリー」(幾何学的で静的なもの)という、2つの相反する概念を共存させたことが特徴となっている。具体的には躍動感のあるボディーにシャープなラインを与えるとともに、VモーショングリルやキックアップされたCピラー、フローティングルーフ、ブーメラン型ランプなど、同社の特徴的なデザインが多数採用されている。
インテリアでは、洗練されたシンプルさを特徴とする「グライディング・ウイング」コンセプトに基づいてデザインされた、軽快なダッシュボードを採用。また、ITを活用する世代に訴求するため「コネクティビティ(接続性)」に重点を置いて開発が行われ、スマートフォンと接続が可能なオーディオシステムや、7インチのマルチメディアディスプレイスクリーンなど、互いに連動するインフォテインメントテクノロジーが搭載されている。
1モーター2クラッチ式ハイブリッドシステム搭載の「ムラーノ ハイブリッド」
V型6気筒 3.5リッターエンジンと同等の走行性能と、2.0リッターエンジン並みの燃費を実現するという「ムラーノ ハイブリッド」は、新型となるスーパーチャージャー付「QR25DER」エンジンと1モーター2クラッチ式ハイブリッドシステム、小型リチウムイオンバッテリーを搭載した。
そのほかの詳細は明らかになっていないが、同モデルは中国で今夏に発売される予定となっている。