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日産、北京ショー2014で「ラニア・コンセプト」を世界初公開
中国語で「ブルーバード」を意味する「藍鳥(Lan Niao)」に由来
(2014/4/21 14:18)
日産自動車は4月20日(現地時間)、2014年北京モーターショー(プレスデー:4月20日、一般公開日:4月21日~29日)でコンセプトカー「Lannia Concept(ラニア・コンセプト)」を世界初公開した。
ラニア・コンセプトは1980年代以降に生まれた中国の若者たちのライフスタイルに合わせたというコンセプトカー。スタイリングの設計を北京にある日産デザインチャイナと日本の日産グローバルデザインセンターが協力して実施。中国で1980年代以降に生まれた現代的なトレンドセッターの嗜好と価値観に応えるため、エネルギッシュで流れるようなしなやかさのあるデザインが与えられている。
北京ショーの会場で日産自動車 副社長 チーフ プラニング オフィサーのアンディ・パーマー氏は「ラニア・コンセプトは、中国の若いお客さまの期待に応えるために、中国人が中国人のために開発したクルマです。さらに、世界中の人々のニーズにも応えることができるクルマです」「このクルマは市場調査からデザインにわたり現地の中国人チームが深く関与しました。車名の命名にあたっては、伝説的な日産“ブルーバード”に敬意を払い、中国語で“ブルーバード”を意味する“藍鳥(Lan Niao)”の発音からラニア・コンセプトと名付けました」とコメントしている。
このほかに会場では、NISMOブランドを中国市場に本格進出させ、「NISSAN GT-R NISMO」と「370Z Nismo」の2台を今後発売することも発表された。北京モーターショーの日産ブースでは、2013年の東京モーターショーでワールドプレミアされた「ブレードグライダー」、新型SUV「エクストレイル」など20車種以上を展示している。また、先日日本での発売が発表され、2015年にグローバル市場で採用予定の「スマート・ルームミラー」、2020年までに実用化を目指している「自動運転技術」など、日産が継続的な取り組んでいる先進技術についても紹介が行われている。