ニュース

鈴鹿サーキット、8月2日に「2015 Ene-1 GP SUZUKA」開催

充電式単3電池40本を使ってタイムや走行距離を競う

2015年8月2日開催

三重大学と南台科技大学が国際チームとして「Ene-1 GP SUZUKA」への参戦を発表

 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)は、8月2日に充電式単3電池40本(パナソニック製充電式エボルタ)をエネルギー源とした車両でタイムや走行距離を競う「Ene-1 GP SUZUKA」を開催する。

 同大会では、オリジナルの車両で参加する「KV-40チャレンジ」と市販自転車をベースにした車両で参加する「KV-BIKEチャレンジ」の2カテゴリーを用意。

「KV-40チャレンジ」では、鈴鹿サーキットのフルコース1周(5.807km)のタイムアタックを3回行って、各アタックの走行タイムを合計して競う。「KV-BIKEチャレンジ」は、鈴鹿サーキットの東コース1周(2.243㎞)のタイムアタックと、1時間の総走行距離を競い、総合結果で順位を決定する。

オリジナルの車両で参加する「KV-40チャレンジ」

 両カテゴリーとも中学生から参加が可能で、2014年は中学生チームも含め、高校生、大学・高専・専門学校、一般チームなど、全国から過去最高の83チームがエントリーした。

 鈴鹿サーキットのコースはアップダウンが激しく、さらには車体に大きな負荷がかかるカーブも連続する。風の影響を抑え、登りや下りでエネルギー消費をいかにセーブするか、きめ細かなエネルギーマネジメントが要求される。

市販自転車をベースとした車両で参加する「KV-BIKEチャレンジ」」

 今大会に向けて、5月13日には三重大学の学生と台湾・台南市にある南台科技大学の学生が合同でチームを作り、国際チームとして「Ene-1 GP SUZUKA」に参戦するプロジェクトを発表。

 同プロジェクトでは、南台科技大学の学生が効率のよい電子制御や操作を行うためのシミュレーションを担当し、三重大学の学生はそのデータを基に車両製作を担当するとのことで、チームは初出場ながら「表彰台」を目標に掲げた。

 2011年8月の初開催から今年で5回目となる「Ene-1 GP SUZUKA」は、エキスパートから初心者まで、エネルギーマネジメントへの熱きチャレンジの場となっている。

(編集部:椿山和雄)