独BMW、新型「MINI クラブマン」発表。2＋1ドアから4ドアに

　独BMWは6月24日（現地時間）、新型「MINI クラブマン」を発表した。

　新型MINI クラブマンは、MINI 5ドアと比べてボディーサイズが全長で270mm、全幅で90mm、ホイールベースで100mm拡大され、4253×1800×1441mm（全長×全幅×全高）、ホイールベース2670mm（数値は本国仕様）となった。また、これまでの観音開きドア（リア）を採用する2＋1ドアから4つのサイドドアに改められるとともに、乗車定員は従来の4名から5名に変更されている。

　エクステリアはダイナミックで伸びやかなシルエット、4つのサイドドア、ワイドな車幅を強調するショルダーまわりの造形、長く伸びやかなルーフラインなどを特徴とし、ボディーカラーに新色としてメルティング・シルバー・メタリック、ピュア・バーガンディ・メタリックを設定。ルーフとドアミラーはホワイト、ブラック、シルバーのコントラスト・カラーを選択できる。

　インテリアではワイドなダッシュボードを採用し、上部をコクピット装飾フレームで縁取ったデザインを採用。ステアリングコラム上にメーターパネルを、センターメーター下部にエアコンの操作スイッチとトグル・スイッチが配置され、センターコンソールには電動パーキングブレーキ用のレバーが用意される。後席は40：20：40分割可倒式で、ラゲッジルーム容量は360Lを確保しつつ、最大1250Lまで拡張できる。

「MINI クーパー クラブマン」「MINI クーパー S クラブマン」「MINI クーパー D クラブマン」の3グレードが設定され、エンジンはそれぞれ直列3気筒1.5リッターターボ（136PS/220Nm～230Nm）、直列4気筒2.0リッターターボ（192PS/280Nm～300Nm）、直列4気筒2.0リッターディーゼルターボ（150PS/330Nm）を搭載する。

エンジンバリエーション

●MINI クーパー S クラブマン
MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー（ターボ過給、ダイレクト・インジェクション、無段階可変バルブ・コントロール、可変カムシャフト・コントロール）を採用した4気筒ガソリンエンジン
排気量：1998cc、出力：141kW（192PS）/5000rpm、最大トルク：280Nm/1250rpm（オーバーブースト時：300Nm）
加速性能（0-100km/h）：7.2秒（AT車：7.1秒）
最高速：228km/h（228km/h）
平均燃費（EUテストサイクル）：6.3-6.2L（5.9-5.8L）/100km
CO₂排出量：147-144g/km（137-134g/km）
排出ガス規制：EU6

●MINI クーパー クラブマン
MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー（ターボ過給、ダイレクト・インジェクション、無段階可変バルブ・コントロール、可変カムシャフト・コントロール）を採用した3気筒ガソリンエンジン
排気量：1499cc、出力：100kW（136PS）/4400rpm、最大トルク：220Nm/1250rpm（オーバーブースト時：230Nm）
加速性能（0-100km/h）：9.1秒（AT車：9.1秒）
最高速：205km/h（205km/h）
平均燃費（EUテストサイクル）：5.3-5.1L（5.3-5.1L）/100km
CO₂排出量：123-118g/km（123-118g/km）
排出ガス規制：EU6

●MINI クーパー D クラブマン
MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー（可変タービン・ジオメトリー付ターボ・チャージャー、コモンレール・ダイレクト・インジェクション）を採用した4気筒ディーゼルエンジン
排気量：1995cc、出力：110kW（150PS）/4000rpm、最大トルク：330Nm/1750rpm
加速性能（0-100km/h）：8.6秒（AT車：8.5秒）
最高速：212km/h（212km/h）
平均燃費（EUテストサイクル）：4.4-4.1L（4.4-4.1L）/100km
CO₂排出量：115-109g/km（115-109g/km）
排出ガス規制：EU6