ボルボ、V40/V40 クロスカントリーに新開発の直4 1.5リッターターボ「T3」搭載

　ボルボ・カー・ジャパンは7月23日、「V40」「V40 クロスカントリー」「S60」「V60」「XC60」の一部仕様を変更して発売した。価格はV40が324万円～440万円、V40 クロスカントリーが339万円～419万円、S60が429万円～554万円、V60が449万円～574万円、XC60が539万円～675万円。

　クリーンディーゼル「D4」エンジンについては既報のとおりだが、V40、V40 クロスカントリーに新開発の直列4気筒1.5リッター直噴ターボ「T3」エンジンを、S60、V60にこちらも新開発の直列4気筒2.0リッター「T4」エンジンを搭載するなど、大幅改良を行ってきた。V40、V40 クロスカントリーの「T3」エンジン搭載モデルは9月1日の発売を予定している。

●ボルボ、クリーンディーゼル「D4」エンジンを日本導入、主力5モデルに搭載
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20150723_713071.html

V40

V40

　新開発となる直列4気筒1.5リッター直噴ターボ「T3」エンジンは、最高出力112kW（152PS）、最大トルク250Nm（25.5kgm）を発生し、JC08モード燃費は16.5km/Lを実現。「T3」エンジン搭載車はエコカー減税により自動車取得税が40％、重量税が25％減税となり、翌年度の自動車税も50％減税される。

V40 クロスカントリー

V40 クロスカントリー

　今回の変更により、従来の「T5 AWD」に加え「T3」「D4」がラインアップに追加。

　新たなラインアップとして追加された「T3」は、ガソリン仕様の新開発直列4気筒1.5リッター直噴ターボエンジンを搭載。出力およびトルク、エコカー減税についてはV40と同様となっている。

　4WDモデルの「V40 クロスカントリー T5 AWD SE」では、標準モデルとしては初の直列4気筒2.0リッター直噴ターボ「T5」エンジンを搭載。180kW（245PS）/350Nm（35.7kgm）を発生し、従来型のT5と比べ32PS/50Nmの出力アップを実現しながらJC08モード燃費は2.4km/Lの向上に成功している。

S60/V60

S60

V60

　ガソリン仕様の「T4」エンジンでは、従来の1.6リッターターボから新開発の直列4気筒2.0リッター直噴ターボに変更。140kW（190PS）/300Nm（30.6kgm）を発生し、従来に比べ10PS/60Nmのパワーアップに成功。JC08モード燃費はS60 T4で15.2km/L、V60 T4で14.9km/Lを実現している。

　また、「T4 SE」「T4 R-DESIGN」には新たに「LKA」(レーン・キーピング・エイド)を採用するとともに、「T5 SE」は本革シート、PCC（パーソナル・カー・コミュニケーター）・キーレスドライブ、助手席8ウェイパワーシート、12セグ地上デジチューナーなどを標準装備。さらに18インチアルミホイール“Skadi”（シルバーブライト）を装着。「T5 R-DESIGN」では19インチアルミホイール“IxionII”（ダイヤモンドカット/マットブラック）を標準装備した。

　S60/V60ともに自動車取得税40％減税、自動車重量税25％減税、自動車税50％減税のエコカー減税対象車となっている。

XC60

XC60

　4WDモデルに、従来のT6パワートレーンに代わって改良型となる直列5気筒2.5リッターターボ「T5」エンジンを搭載。「T5」エンジンは187kW（254PS）/360Nm（36.7kgm）を発生。アイドリングストップ機能などによりJC08モード燃費は11.0km/Lを実現している。