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クラリオン、新型車載用フルデジタルサウンドシステムを2016年4月発売

ハイレゾ音源に対応。車載用高出力LSIを新開発してさらなる高音質を実現

2016年4月発売

オープンプライス

プロセッサー、ツィーター、コマンダーで構成する「Z3」

 クラリオンは、新しい車載用フルデジタルサウンドシステムとして、プロセッサー、ツィーター、コマンダーで構成する「Z3」、フルデジタルスピーカー「Z7」、フルデジタルサブウーファー「Z25W」の3製品を、2016年4月にそれぞれオープンプライスで発売する。

フルデジタルスピーカー「Z7」
フルデジタルサブウーファー「Z25W」

 同社は2012年に、世界で唯一となるDigital to Digitalでデジタル音源をそのまま再生できる車載用音響システムの「フルデジタルスピーカーシステム」(センターユニット/スピーカー)を発売。今回の新システムでは、フルデジタルサウンドの再生音質向上を見据えて開発を行い、車載用フルデジタルサウンド技術をベースに、デジタル信号を効率よく音に変換する独自の車載用高出力LSIを開発して採用。さらなる高音質再生を実現した。

 このほか、外部オーディオ機器、ハイレゾ対応のスマートフォン(Android)などとのダイレクト接続によるフルデジタル再生、クルマに装着するセンターユニットの仕向(純正、市販)、規格(1DIN、2DIN)、仕様(デジタル出力、アナログ出力)などを問わず接続可能で、高い汎用性を備えたシステムとなっているほか、サウンドチューニング面では、スマートフォンやタブレットを使って直感的な操作で最適な音場環境が創造できるようになっている。

 また、スピーカーに駆動回路を内蔵しており外付アンプが不要で、プロセッサーの取り付けだけで導入でき、コスト面や装着性、軽量化といったメリットを持っている。なお、新システムに対応するデジタル出力センターユニットは現在開発中とのこと。

 この新システムは、独フランクフルトで開催中の「フランクフルトモーターショー2015」(プレスデー:9月15日~16日、トレードデー:9月17日~18日、一般公開日:9月19日~27日)で9月17日からデモ公開される。

(編集部:佐久間 秀)