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10月17日~18日に開催する「2015ジャパンカップサイクルロードレース」記者発表会
スバルのサポートカー7台も展示
(2015/9/17 00:00)
- 2015年9月16日実施
10月17日~18日に栃木県宇都宮市で開催される自転車ロードレース「2015 JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE(2015 ジャパンカップサイクルロードレース、以下ジャパンカップ)」の記者発表会が、東京・恵比寿のSUBARU STAR SQUAREで行われた。スバル(富士重工業)の本社1階にあたるこの場所でレースの概要が発表されたほか、レヴォーグなどの大会サポート車両が展示された。
ジャパンカップは24回目の開催。オフィシャルファンクラブを開設
ジャパンカップは1992年に創設されたレース。1990年に栃木県宇都宮市で開催された世界選手権自転車競技大会のメモリアルレースとして始まり、今大会で24回目で、UCI(国際自転車競技連合)から、アジアにおける自転車競技発展の牽引役として認められているという。
ジャパンカップの発表では、主催者であり開催場所となる宇都宮市の佐藤栄一市長のほか、日本自転車競技連盟の大島研一副会長、参加するチーム監督などが出席。トークショーを挟むなど盛りだくさんの内容で行われた。
最初の登壇者は、主催者を代表して宇都宮市の佐藤栄一市長。スポンサーのスバルをはじめ、多くの方の協力があって開催できたことに感謝を述べ、24回目を迎えたジャパンカップが「名実ともにアジア最高位の、世界に発信できる大会になった」と振り返った。
宇都宮市が不動産住宅情報サイトの調査で3年連続で住みやすい街調査で1位を獲得したことに触れ、「これもジャパンカップのおかげ」と宇都宮市に根付いたものとなっていることも紹介した。また、ファンから要望のあったオフィシャルファンクラブを開設し、特別観覧席の優待などが特典となるなどの紹介を行った。
台風の影響でコースを変更
続いて日本自転車競技連盟の大島研一副会長が登壇。大島氏は栃木県自転車競技連盟の理事長も兼務しており、ジャパンカップは1992年の第1回目から関わっている。大島氏は「ジャパンカップは選ばれた者しか出れないレース」と紹介し、開催にあたって競輪補助金やスバルのようなスポンサーの協力があることに触れ、感謝の言葉を述べた。
大島氏からは変更となるコースが具体的に説明され、当初定められた14.1kmの通常周回ではなく、最終周回に用意した一部をショートカットする10.3kmの短縮コースをレース全般に使用すると発表された。10.3kmのコースを14周するため合計で144.2km。当初の14.1kmのコースを10周した後の最終周に10.3kmのコースをまわる全151.3kmの行程よりも総走行距離は7kmほど減少する。
減少した部分は宇都宮市森林公園周回コースのうち、主に鶴カントリー倶楽部の周囲の道路。台風の影響により土砂崩れがあり、約1カ月後のレースの開催日であっても修繕が終わる見込みがないためだという。また、短縮コースにも台風の影響があり、レースまでに補修を急ぐという。
なお、コース変更により全体の行程は短くなったものの、周回数そのものは増えている。そのため、観客はより多い回数、選手の走りを間近で見ることができるとした。
出場チームの紹介や、国内出場チームの監督によるトークショー
参加チームの紹介などは、司会と元プロ・ロードレーサーで大会オブザーバーの今中大介氏、ツアー・オブ・ジャパン イベントディレクターの栗村修氏からトークセッションという形で行われたほか、国内出場の4チームから、3人の監督と1人のキャプテンが登壇してトークショーが繰り広げられた。
また、出場選手からビデオレターとして、トレック・ファクトリー・レーシング所属の別府史之選手のコメントが紹介されたほか、宇都宮ブリッツェンの選手による観戦マナー啓発ビデオの紹介も行われた。