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三菱ふそう、小型バス「ローザ」に国内唯一となる4WDモデル
プラネタリ式センターデフとVCU式LSDを組み合わせて搭載し、従来型から燃費も大幅向上
(2015/11/12 19:35)
- 2015年11月11日発売
- 832万6800円
三菱ふそうトラック・バスは11月11日、小型バス「ローザ」に国内販売する小型バスで唯一となる4WDモデルを追加した。価格はロングボディーの29人乗りベーシックグレードで832万6800円。
後輪駆動のローザ 2WD車をベースに、前輪にも駆動装置を追加したこのモデルは、パワートレーンに直列4気筒 3.0リッター直噴ターボディーゼルエンジンの「4P10(T4)」とデュアルクラッチ式AMTの「デュオニック 2.0」を組み合わせて採用。以前に販売していた従来型と異なる新世代パワートレーンの採用によって燃費を大幅に改善。平成27年度重量車燃費基準+5%を達成している。
フルタイム4WDのトランスファーには、プラネタリ式センターデフとVCU式LSDを組み合わせて搭載。前後輪のトルク配分をフロント4:リア6に設定し、前輪トルクを十分に確保する。また、デュオニック 2.0には専用のシフト制御を与え、急発進を抑えた滑らかな発進によって乗客の安全に配慮している。
このほかに4WDモデルでは、「リアウインドーデフォッガ&リヤワイパー」「プレヒータ 10kW」「フューエルフィルターヒータ-」「-35℃対応不凍液」などを標準装備に加えている。
【お詫びと訂正】初出時、エンジンの型式を「4P10(T6)」としておりましたが、正しくは「4P10(T4)」を搭載しています。お詫びして訂正いたします。