メルセデス・ベンツ、「CLA 250 SPORT 4MATIC シューティングブレーク」「Mercedes-AMG CLA 45 4MATIC」を一部改良

　メルセデス・ベンツ日本は11月26日、「CLA」クラスの「CLA 250 SPORT 4MATIC シューティングブレーク」「Mercedes-AMG CLA 45 4MATIC」を一部改良し、モデルラインアップに「Mercedes-AMG CLA 45 4MATIC シューティングブレーク」を追加した。価格はMercedes-AMG CLA 45 4MATICが774万円、CLA 250 SPORT 4MATIC シューティングブレークが561万円、Mercedes-AMG CLA 45 4MATIC シューティングブレークが792万円。ステアリング位置はいずれも右のみ。

CLA 250 SPORT 4MATIC シューティングブレーク

　CLA 250 SPORT 4MATIC シューティングブレークの一部改良では、搭載する直列4気筒2.0リッター直噴ターボ「270M20」エンジンの最高出力をこれまでより5kW/7PS高め、最高出力160kW（218PS）/5500rpm、最大トルク350Nm（35.7kgm）/1200-4000rpmとした。

　また、新たに電子制御式油圧アダプティブダンピングシステムを搭載。「C（Comfort）」「S（Sport）」の2モードを使い分け、走行状況に応じた減衰力特性を調整可能となり、ボディーの動きを加速度センサーで測定するほか、ステアリングの操舵角や操舵速度、発生しているヨーレートなどを計算して、これに合わせて各ダンパーのバルブを電子制御で連続的に開閉。オイル流量を変化させて減衰力特性を調整し、俊敏性と快適性を高いレベルで両立させる。

　Mercedes-AMG CLA 45 4MATICの一部改良でもエンジンの最高出力向上を実施。直列4気筒2.0リッター直噴ターボ「133」エンジンの最高出力を15kW/21PS高め、最高出力280kW（381PS）/6000rpm、最大トルク475Nm（48.4kgm）/2250-5000rpmを発生させる。

　追加装備となる電子制御ダンピングシステムではメルセデスAMGが開発した「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」を採用。「C（Comfort）」「S（Sport）」の2つのモードを使い分け、走行状況に応じて減衰力特性が調整可能になっている。

　さらにセンターコンソールのコントローラー操作により、トランスミッションのシフトプログラム、エキゾーストシステムを含めたエンジン特性、サスペンションの減衰力、ステアリング特性、3ステージESP、ECOスタートストップ機能などが連動して変化する「AMGダイナミックセレクト」を標準装備。「Comfort」「Sports」「Sports＋」「Individual」「RACE」の5つのモードを用意して、快適なクルージングからサーキット走行までドライバーが望むセッティングを使い分けできる。

　オプション装備の「AMG アドバンストパッケージ」には「AMG フロントアクスルディファレンシャルロック」を新設定。前輪によるトラクションを効率的に路面に伝え、スポーティで安定感のあるハンドリングを実現する。

Mercedes-AMG CLA 45 4MATIC シューティングブレーク

　このほか、6月のCLA シューティングブレーク発売時に110台を限定販売した特別仕様車「Mercedes-AMG CLA 45 4MATIC シューティングブレーク OrangeArt Edition」が好評で、CLA シューティングブレークでもAMGモデルを求める要望が寄せられたことから、Mercedes-AMG CLA 45 4MATIC シューティングブレークが通常モデルとして販売されることになった。

【お詫びと訂正】記事初出時、一部グレードの価格表記に誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。