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2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー、岡本幸一郎氏のコメント
(2015/12/8 12:12)
- 2015年12月7日発表
12月7日に決定した「2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー」。大賞を受賞したマツダ「ロードスター」に次いで獲得票の多かった本田技研工業「S660」について、60名の審査委員の1人でモータージャーナリストの岡本幸一郎氏は「2015年を象徴するクルマ」と評価した。
2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考方法は、各選考委員に25点の持ち点が与えられ、対象車10車(10ベスト)のうち5車に配点する持ち点配分法によって行なわれる。そのうち最も高く評価するクルマに対して必ず10点を与えるものとし、10点を与えるクルマは1車となる。
本誌のインプレでもおなじみの岡本氏の配点は、ホンダ「S660」が10点、マツダ「ロードスター」が8点、BMW「2シリーズ アクティブ ツアラー」「2シリーズ グラン ツアラー」が3点、ジャガー「XE」が2点、フィアット「500X」が2点。
10点を入れたS660について、岡本氏は「日本カー・オブ・ザ・イヤーは、ドメスティックな評価をする部分と、世界に評価を発信する部分、2つの見方があるかと思います。僕はドメスティックでいいかなと思っていて、ドメスティックな部分でいうと、S660は2015年を象徴するものを持っていたと思います」。
「S660の開発を担当した椋本陵さんは、けっして若い開発リーダーといって話題性だけで選ばれたわけでなく、彼が楽しみながら一生懸命作ってきたのが、ひしひしと伝わってきました。実際に発売してみたら、ものすごく注目を集めて納期も長くになってしまったりと、なにかと話題を持っていたと思います」と評価した。
一方、8点を入れたロードスターに関しては「4年で3回の大賞受賞は本当にすごいことだと思いますし、いいクルマを作り続けている証だと思います。最終的にS660とロードスターのどちらかに10点を入れたいと思っていたので、最後まで本当に迷いました」とコメントした。