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ボルボ、プラグインハイブリッドを日本初導入する新型「XC90」

電動化や自動運転を見据えた新世代プラットフォーム「SPA」を初採用

2016年1月27日発表

774万円~1009万円

ボルボ・カー・ジャパン、新型「XC90」でPHEVモデルを日本初導入

 ボルボ・カー・ジャパンは1月27日、7人乗りSUVの新型「XC90」を発売した。同社として、ガソリンモデルに加えてプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを日本初導入する。価格は774万円~1009万円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
T5 AWD Momentum直列4気筒 2.0リッター直噴ガソリンターボ8速AT4WD7,740,000円
T6 AWD R-DESIGN直列4気筒 2.0リッター直噴ガソリンターボ (スーパーチャージャー付)8,790,000円
T6 AWD Inscription9,090,000円
T8 Twin Engine AWD Inscription直列4気筒 2.0リッター直噴ガソリンターボ (スーパーチャージャー付) +電気モーター10,090,000円
T字型のポジションランプは北欧神話に登場するトール神(雷神)がもつハンマーをモチーフにしたという
スカンジナビアンデザインを反映して虚飾を廃して機能的で美しいボディデザインとした

 新型「XC90」は、電動化や自動運転を見据えた新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」を初採用。新世代ボルボの第1弾モデルとなる。

 モデルラインアップは、PHEVの「T8 Twin Engine AWD Inscription」、ガソリンエンジンの「T5 AWD Momentum」「T6 AWD R-DESIGN」「T6 AWD Inscription」の4モデル。

 日本初導入となるPHEVモデルの「T8 Twin Engine AWD Inscription」は、直列4気筒 2.0リッタースーパーチャージャー直噴ターボエンジンと電気モーターを組み合わせたシステム。システム全体で407PS/640Nm(欧州参考値)の出力を発生し、15.3km/L(JC08モード)の燃費性能を実現する。また、電気モーターのみで35.4kmのEV走行が可能となる。

 一方、ガソリンモデルの「T5 AWD Momentum」が搭載する、直列4気筒 2.0リッター直噴ターボエンジンは、最高出力187kW(254PS)、最大トルク350Nm(35.7kgm)を発生、JC08モードで12.8km/Lを実現する。

 また、「T6 AWD R-DESIGN」「T6 AWD Inscription」に搭載する、直列4気筒 2.0リッタースーパーチャージャー直噴ターボエンジンは、最高出力235kW(320PS)、最大トルク400Nm(40.8kgm)を発生する。

 すべてのパワートレーンには、高効率の8速ATと電子制御4WDが組み合わされ、高い環境性能と卓越した走行性能を実現するという。

 そのほか、道路逸脱事故時保護システムの「ランオフロード・プロテクション」、右折時対向車検知機能の「インターセクション・サポート」といった世界初の安全装備に加え、夜間でも対応可能な歩行者・サイクリスト検知機能付フルオートブレーキや50km/h以下の速度域でのステアリングアシストを実現したパイロットアシスト(追従時車線維持機能)など、先進安全装備を全車に標準装備した。

右折時対向車検知機能の「インターセクション・サポート」
道路逸脱事故時保護システムの「ランオフロード・プロテクション」
歩行者・サイクリスト検知機能付フルオートブレーキ

(編集部:椿山和雄)