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メルセデス・ベンツ、イベント型ブランド体験施設「Mercedes-Benz Connection NEXTDOOR」を東京 六本木にオープン

新型「GLC」の走行性能をオフロードコースで無料体験。ドイツを感じる限定メニューも提供

2016年2月9日 開設

 メルセデス・ベンツ日本は2月9日、新型ミドルサイズSUV「GLCクラス」の発表に合わせ、東京 六本木にあるブランド発信拠点「メルセデス・ベンツ コネクション」に隣接する新施設「Mercedes-Benz Connection NEXTDOOR(メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア)」をオープンさせた。

2月9日に新規オープンしたイベント型ブランド体験施設「Mercedes-Benz Connection NEXTDOOR」。既存の「メルセデス・ベンツ コネクション」の右隣の位置となる

 ブランド発信拠点の「メルセデス・ベンツ コネクション」は、2011年7月から2012年12月までの18カ月間限定で開設された施設だったが、カフェやレストランを中心に、クルマに興味のない人といっしょに入っても楽しめるスペースとして好評を博し、2013年1月に同じ六本木の六本木7丁目に移転オープンしたほか、2013年4月には大阪 梅田に2拠点目が追加され、2011年7月からの累計で約450万人が足を運んでいる。

 この「メルセデス・ベンツ コネクション」に新しい魅力を付与する新しい施策が、イベント型ブランド体験施設となる「メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア」だ。

メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長兼CEO 上野金太郎氏

 2月9日に行なわれた新型「GLC」発表会では、「メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア」のお披露目も実施され、このなかでメルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏は、「メルセデス・ベンツ コネクション」の概要やコンセプトなどを紹介し、「(メルセデス・ベンツ コネクションは)おかげさまで5周年を迎えます。今後はより“ベストカスタマーエクスペリエンス”、最高のお客さま体験に注力していきたいと考えています。従来のお客さまにはメルセデスをもっと深く知ってもらえるような、そして今までメルセデス・ベンツ コネクションに来たことがないという方々にも興味を持っていただけるよう、新しい取り組みについて検討してきました。そしてこのたび、さまざまなイベントをつうじてメルセデスをご体験いただける施設として『メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア』を開設する運びとなりました」と紹介。施設名の「ネクストドア」という言葉には、既存の「メルセデス・ベンツ コネクション」にある各種コンテンツとの連動性を持つこと、さらにメルセデス・ベンツ日本とユーザーにとって「次の時代の扉を開く、次のステージを見据えてブランドを体験してもらえるような施設にしたい」との思いが込められているという。

 新施設の「メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア」は、屋外のイベントスペースとコンテナを使ったゲストラウンジによって構成。上野氏が2016年を「SUVイヤー」と位置付けていることを受け、イベントスペースでの第1弾となる試乗イベント「SUV EXPERIENCE」を2月10日~5月初旬の約3カ月間に開催する。

「メルセデス・ベンツ コネクション」で以前から行なわれている一般道での試乗メニュー「TRIAL CRUISE」と合わせて体験できるこの試乗イベントでは、「メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア」の専用Webサイトからの事前予約や現地での申し込みをすることにより、スペース内に設置された3種類のアトラクションで新型「GLC」を含むメルセデス・ベンツのSUVが持つ走行性能を体感できる。

バランスモーグル
でこぼこした岩場を再現した「バランスモーグル」

 金属製の2つの安定しない路面で走行性能をチェックできるバランスモーグル。車体の1輪、または2輪が宙に浮いてしまうような状況下でもドアの開閉が可能なメルセデス・ベンツのSUVモデルが持つ強固なボディ剛性を確認したり、路面から離れて空転するタイヤを、独自のフルタイム4WDシステム「4MATIC」に合わせて最適化されたEPSが空回りするタイヤにブレーキを効かせ、残る車輪で前進していく走破性を体感できる。

ボディを左右に大きく傾斜させながら進んでいく「GLC」。手動操作によるデフロックなどは持っていないので、タイヤが浮いた瞬間はタイヤが空転して前進がストップするが、さらにアクセルを踏み込んでいくとEPSが空転輪にブレーキを効かせ、じわじわと着実に進んでいく
金属製の路面は上下左右に激しく傾斜している
クロスヒル
大きな山と段差のある路面で構成する「クロスヒル」

 小高い丘をイメージしたクロスヒルでは、細かな段差のある路面のアップダウンでフルタイム4WDシステム「4MATIC」の駆動力制御を体験。また、丘の頂点を乗り越えるときには、上り斜面を通過して浮き上がったフロントノーズが反転して、高い位置から一気に接地する瞬間に発生する大入力に対する衝撃吸収性能とダンピング制御も確かめられる。

小さめな段差で不安定になった路面でのヒルクライムをこなす「GLC」。頂上位置で一時停止して、ここでもボディ剛性をアピール
高く持ち上げたフロントノーズが反転して下り路面に着地。斜め方向に車重が入力する不安定な状態だが、右フロントタイヤがしっかりと衝撃を吸収。高めな車高によるアプローチアングルも大切な要素だ
マウンテンクライム
15°、30°、45°の3段階に角度を設定した「マウンテンクライム」

 大通り沿いに設置されたマウンテンクライムは、通行する人もときおり足を止めて見入ってしまうほどの迫力あるアトラクション。最高地点約9m、最大傾斜角45°となっており、メルセデス・ベンツSUVモデルの登坂性能をアピール。当日にデモ走行を披露した「GLC」は最大傾斜部分の手前で折り返していたが、これは角度が変わる部分でアプローチアングルがわずかに足りないとの判断によるもの。登坂性能としては45°でも問題ないと説明された。また、「GLC」と交代しながらデモ走行していた「Gクラス」は最高到達点まで何度も往復していた。

「GLC」による登坂走行デモ。上りだけでなく、下りてくるときも冷や汗が出そうなほど迫力あるアトラクションとなっている
最高到達点までグイグイと進んでいく「Gクラス」の勇姿

ドイツブランドのコラボで限定メニューやドイツワインなどを提供

STAUB鍋を使った7種類の限定メニュー

 このほか、カフェやレストランのメニューでも定評のある「メルセデス・ベンツ コネクション」に隣接する新施設だけに、「メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア」のゲストラウンジではさまざまな限定メニュー、限定アイテムの販売が行なわれる。

 とくにメルセデス・ベンツがドイツメーカーであることから、刃物や鍋などのキッチン用品を取り扱うツヴィリング J.A.ヘンケルス ジャパン、ドイツワインのPR活動を行なっている業界団体であるドイツ・ワインインスティトゥートとのコラボレーションを実施。独自の重量感のあるSTAUB鍋を活用した本格的な肉料理や煮込み料理などでSUVの世界観を表現し、料理に合わせてセレクトされた辛口のドイツワインも提供される。これらの限定メニューは、「SUV EXPERIENCE」の試乗体験を行なうイベントスペースに面したウッドデッキで、走行する車両を眺めながら楽しむこともできるようになっている。

「牛ハラミのバベットステーキ 色々なお芋のフレンチフライと海藻バター添え」(1800円)
「白菜とケッパーの蒸し焼き アンチョビとスパイスの香り」(500円)
「バナナのキャラメリゼ ホットチョコレートをかけて バニラアイスを添えて」(700円)
ドイツ・ワインインスティトゥートによってセレクトされた6種類のドイツワイン。グラス売り、ボトル売りの双方に対応する
コレクションコーナーでは、「SUV EXPERIENCE」のロゴマークが入った「限定Tシャツ」(2970円)、「限定ネックストラップ」(960円)、「限定デニムトートバッグ」(1800円)の3種類をラインアップ

(編集部:佐久間 秀)