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ヨコハマタイヤ、耐摩耗性能を17%、ウェット性能を4%高めたSUV向けタイヤ「ジオランダー A/T G015」

オフロードの走破性と耐久性を高めつつ、オンロードの快適性や静粛性も向上

2016年8月1日から順次発売

オープンプライス

 ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)は、SUV用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」のオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR A/T G015(ジオランダー・エイティジーゼロイチゴ)」を8月1日から順次発売する。発売サイズはLTサイズを含む195/80 R15 96H~285/60 R18 116Hの27サイズで、価格はオープンプライス。

インチタイヤサイズ発売日
18235/60 R18 107H8月
265/60 R18 110H
285/60 R18 116H
17225/65 R17 102H
235/65 R17 108H※
265/65 R17 112H
275/65 R17 115H9月
LT265/70 R17 121/118S8月
LT315/70 R17 121/118S
16235/60 R16 100H9月
255/65 R16 109H8月
225/70 R16 103H9月
245/70 R16 111H※8月
255/70 R16 111H9月
265/70 R16 112H8月
275/70 R16 114H9月
LT225/75 R16 115/112R8月
LT285/75 R16 126/123R
LT235/85 R16 120/116R
15205/70 R15 96H
265/70 R15 112H
LT215/75 R15 100/97S
LT235/75 R15 104/101S
195/80 R15 96H
30X9.50 R15 LT 104S
32X11.50 R15 LT 113S
33X12.50 R15 LT 108S

※エクストラロード規格

 ジオランダーブランドは1996年に誕生して今年で20周年。この20周年を記念する商品として、「ジオランダー A/T-S」の後継商品として生み出されたジオランダー A/T G015は、アクティブなライフスタイルを楽しむドライバーをターゲットにしたタイヤ。全面的な改良を図ってオフロードでの走破性と耐久性、オンロードでの快適性や静粛性をともに向上させている。

 商品特徴に「さらなる耐久性&長寿命」「アグレッシブな新パターン」「運動性能と快適性能の両立」の3点を設定。トレッドパターンには“果敢な走りをイメージさせる”という「アグレッシブ・パターン」を新採用。4本の太いストレートグルーブで排水性を高めてウェットグリップを確保し、立体サイプがトレッドブロックの倒れ込みを抑制する「3Dサイプ」はドライ路面では高い剛性、ウェット路面ではエッジ効果を発揮する。また、オンロード性能としては、周方向に大きさの異なるブロックピッチを使い、パターンノイズの周波数ピークを分散して静音化する「新ピッチバリエーション」を導入している。

 ショルダー部分は「アクティブショルダーデザイン」として耐久性を高め、見た目のアグレッシブさも強調している。また、ラグ溝のサイズをセンター側ほど狭く、ショルダー側に向かって段階的に広くなる「マルチプル・ラググルーブ」を採用し、スノー路面やマッド路面をしっかりと踏み固めることによってトラクション性能を引き出している。

「アグレッシブ・パターン」が持つ主な新機能
オフロードでは強靭な耐久性による心強さ、オンロードでは優れた走行性能が爽快さを感じさせる専用プロファイルを新採用

 このほか、コンパウンドには機能の異なる3種類をブレンドした「トリプルポリマー」やオレンジオイルなどを配合する専用コンパウンドを用意。耐摩耗性能が高く、路面の温度変化などにもしっかりと対応するオールテレーンタイヤらしい性能が与えられている。

 これらの技術により、従来品のジオランダー A/T-Sと比較して耐摩耗性能は17%、ウェット制動性能は4%、パターンノイズ性能(騒音エネルギー低減率)は22%、ロードノイズ性能(騒音エネルギー低減率)は11%それぞれ向上。シーンを選ばず安定したグリップ力を発揮し、キャビンの快適性も高めるタイヤとなっている。

「トリプルポリマー」「シリカ」「オレンジオイル」などを配合する専用コンパウンドを開発
4つの項目で従来品のジオランダー A/T-Sから性能向上している

(編集部:佐久間 秀)