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日立オートモティブシステムズ、北京モーターショー2016でADAS(先進運転支援システム)などをアピール

自動運転やコネクテッドカーなど次世代ビークルに採用する先進技術を紹介

2016年4月11日 発表

 日立オートモティブシステムズの中国地域統括会社である日立汽車系統は4月11日(現地時間)、中国 北京市で開催される「Auto China 2016(北京モーターショー)」(一般公開日:4月29日~5月4日)に出展すると発表した。

 世界最大の自動車市場である中国において、日立オートモティブシステムズは内燃機関を高効率化する筒内噴射エンジンシステムやバルブタイミングコントロールをはじめとする「高効率エンジンシステム」、電動車両で採用されるモーターやインバーター、リチウムイオン電池からなる「電動化システム」などの事業を展開している。

 また、サスペンションやステアリング、ブレーキといった「走行制御システム」に加え、ステレオカメラや自動運転ECU(Electronic Control Unit)、走行系電制アクチュエーターを連携させた「ADAS(先進運転支援システム:Advanced Driver Assistance System)」などの提案も行なっているという。

 今回の北京モーターショーでは、「Moving Forward! 人・クルマ・社会がつながる未来へ」をテーマに、自動運転やコネクテッドカーといった次世代ビークルに用いられる日立グループの先進技術を、クラリオンの現地法人である東莞歌楽東方電子有限公司(ドンガン・クラリオン・オリエント・エレクトロニクス)と共同で4つのコーナーに分けて紹介する。

先進運転支援システムコーナー

ADASの機能として、全方位センシング機能をはじめ標識・信号認識機能、後側方衝突防止機能、歩行者行動予測制御機能や高精度な地図情報にさまざまなリアルタイム情報を重ねる機能などについて、映像を交えて紹介。

シナジーソリューションコーナー

低炭素社会に向けた日立グループのシナジーを生かした技術を紹介。内燃機関を高効率化するエンジンコントロールユニットをはじめとする「高効率エンジンシステム」に加え、クルマの電動化を支える基幹部品であるモーター、インバーター、リチウムイオン電池といった「電動化システム」など、幅広い製品群を展示する。

モータースポーツコーナー

日立グループが2012年より協賛している米国インディカーのチーム・ペンスキーや、全日本選手権スーパーフォーミュラの迫力あるレース映像をモニターで放映。

モーションライドシアター

4名が搭乗できるドライビングシミュレーターを設置。インディカーレースやスーパーフォーミュラのドライビングとともに、日立オートモティブシステムズが取り組む先進運転支援システムを大型スクリーン映像で疑似的に体感可能。

(編集部:小林 隆)