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ハーレーダビッドソン、新型モデル「ロードスター」を日本初披露
5月21日~22日は富士スピードウェイで「ブルースカイヘブン」開催
(2016/5/21 00:00)
- 2016年5月20日 開催
ハーレーダビッドソン ジャパンは5月20日、都内のディーラーで新型「ロードスター」のローンチイベントを開催。同社代表取締役社長のスチュアート・ファレル氏らがロードスターのアンベールを行なった。
ローンチイベント終了後は、翌日から始まる同社主催のバイクイベント「ブルースカイヘブン」の会場となる富士スピードウェイまで新型「ロードスター」で向かうプレス向け試乗会も実施された。
ブルースカイヘブンは、富士スピードウェイのほぼ全体を借り切った形で行なわれる、1メーカーが主催するものとしては国内最大級のバイクイベント。今年は5月21日~22日の2日間開催され、ライブステージやスタントショー、バイク試乗会、カスタムバイクコンテストなど、さまざまな催しが予定されている。5月20日には会場の一角でライブステージとフードサービスを提供する前夜祭が開かれた。入場料金は一般の2日通し券(当日購入)が4600円、日曜1日券が2100円。
アジア地区ナンバーワンのディーラーでイベント開催
ロードスターの日本初披露となるローンチイベントが行なわれたのは、東京・三鷹にあるディーラー「ハーレーダビッドソン三鷹」。同店はアジア・パシフィックエリアにおいてナンバーワンの販売力、サポート力、マネージメント力を持つとして認定されたことを証明する「DEALER OF THE YEAR 2015」を獲得した。その功績から、今回ロードスターのローンチイベントの場として選ばれた。
イベントで挨拶に立った同社代表取締役社長のファレル氏は、「ハーレーダビッドソンは1世紀以上かけて最高のディーラーネットワークを築き上げ、現在は日本国内に115の店舗がある。お客様と接する方法の中で最も大切なのは、ハーレーダビッドソンならではのユニークな顧客体験を提供しているそういったディーラーだ」と語り、ディーラーとの関係性の重要さを強調。ハーレーダビッドソン三鷹の代表 大坪政俊氏に対して、記念トロフィーに見立てたロードスターのタンクを贈呈した。
大坪氏はDEALER OF THE YEAR 2015の受賞について「スタッフのみんなが力を合わせて勝ち取ったものだと思う。店舗のポリシーとして、ハーレーブランドでよりハイレベルなものを提供できるようにしようと考えてきた。(受賞を機に)さらにもう一歩前進して、もっとハイレベルなサービスができるように頑張りたい」と述べた。
ロードスターのセールスは好調。日本仕様はギヤ比が変更に
今回のイベントとプレス向けの試乗会に用意されたロードスターは計12台。この初回の12台は全て広報車として納入されたもので、実際にユーザーに納車される車両は今後順次全国のディーラーにデリバリーされる。ハーレーダビッドソン三鷹はすでに2台のロードスターがオーナー契約済みとしており、そのうち1台が5月25日に納入予定。同社によると台数限定だった「ローライダーS」ほどではないものの、セールスは好調とのこと。
なお、国内で販売されるロードスターは米国仕様と同一の仕様としており、筆者が4月末にフランスで試乗した欧州仕様とはフロントスプロケットが異なる(1丁落とし)ほか、燃料調整設定をわずかに変更しているとのこと。今回試乗した限りでは、まだ慣らし運転も完了していない状態ではあったが、フランスではかなりロング気味なギヤ比に思えた部分が、国内仕様ではある程度緩和され、パワフルさを損なうことなく国内の交通事情にマッチした軽快さも出ていると感じた。