DS、“ダブルシェブロン”から“DS WING”にフェイスリフトした新型「DS 3」「DS 3 カブリオ」

　DS Automobiles（プジョー・シトロエン・ジャポン）は、3ドアハッチバックモデルの「DS 3」、電動ソフトトップモデルの「DS 3 カブリオ」を一新して6月1日に発売する。全車右ハンドル仕様で価格は259万円～304万円。

新型DS 3

新型DS 3 カブリオ

　新しいDS 3シリーズでは、これまでフロントグリルに採用してきたシトロエンモデルとしてのアイデンティティ「ダブルシェブロン」から、新生DSブランドで用いている「DS WING」にスイッチ。これにより、新生DSブランドでラインアップしている3モデルすべてでDSロゴを配したDS WINGによる外観デザインにフェイスリフトしたことになる。また、外観では新デザインのアロイホイールを装備し、2トーンボディのルーフカラーに新色の「エメラルド」「ブラン トパーズ」、カブリオのソフトトップに「エメラルド」を追加して最大4種類から選べるようになった。

中央にDSロゴを配し、ブラックアウトしたグリルをメタル加飾で取り囲む「DS WING」を新採用。DS 3シリーズではヘッドライト下までメタル加飾を伸ばして個性を強調

3ドアのDS 3では新しいルーフカラーの「ブラン トパーズ」（写真）や「エメラルド」をラインアップに加えた。ドアミラーもルーフと同色となる

リアハッチにはシトロエンのロゴに代わり、モデル名のDS 3のバッヂを装着

DS 3は270L、DS 3 カブリオは230Lのラゲッジ容量を備え、後席シートバックは6：4分割可倒式となる

ステアリングやメーターパネルなどのデザインに大きな変更はないが、色遣いを変え、DSロゴの追加などを行なっている

DS 3 カブリオの電動ソフトトップはフルオープン、セミオープン、クローズの3パターンを設定。ソフトトップは象徴的な「DSモノグラム」（写真）などのほか、ボディカラーによって「エメラルド」も選択できるようになった

　パワートレーンでは、直列3気筒DOHC 1.2リッターエンジンを自然吸気からターボに変更し、これまでの最高出力60kW（82PS）/5750rpm、最大トルク118Nm（12.0kgm）/2750rpmから最高出力81kW（110PS）/5500rpm、最大トルク205Nm（20.9kgm）/1500rpmに大幅向上。さらにトランスミッションもオートマチックモード付きの2ペダルMTである5速ETGから6速ATのEAT6に変更された。これに伴い、従来はDS 3 スポーツ シックと同じ直列4気筒DOHC 1.6リッターターボ＋6速MTを採用していたDS 3 カブリオのパワートレーンが、直列3気筒DOHC 1.2リッターターボ＋6速ATに変更されている。

1.2リッターエンジンは自然吸気からターボになり、トランスミッションも2ペダルMTの5速ETGから6速ATのEAT6に変更された。DS 3 カブリオのパワートレーンは1.6リッターエンジンから1.2リッターエンジンにスイッチ