写真で見る

写真で見るボルボ「V40 T5 R-DESIGN」

 ボルボの新しいエントリーモデルとしてデビューした「V40」。2012年のパリショーにおいて、その派生モデルとなるオールロードタイプの「クロスカントリー」、パフォーマンスタイプの「R-DESIGN」をワールドプレミア。そのうち、パフォーマンスタイプが「T5 R-DESIGN」としてリリースされた。

 エンジンはベースモデルが1.6リッター直列4気筒なのに対し、T5 R-DESIGNは2リッター直列5気筒を搭載。どちらもターボチャージャー付という点は変わらないものの、排気量アップにより最高出力は+33PSの213PS、最大トルクは+60Nmの300Nmと大幅にアップ。組み合わされるトランスミッションは、デュアルクラッチトランスミッションではなく、トルクコンバータータイプの6速ATとなる。FFという点はベースモデルと同様で、AWDはクロスカントリーのみの設定となっている。

 エンジン出力の向上に加え重量が100kg増加していることもあり、サスペンションも強化された。スプリング剛性がフロント10%、リア7%アップされたほか、ダンパーやバンプストッパー、スタビライザーなど、パフォーマンス向上のために全般的に手が入っている。

 エクステリアは、ほかのモデルに設定されているR-DESIGNと共通のテイスト。フロントグリルをはじめフロント&リアバンパー、デュアルテールパイプのマフラー、アルミホイールなど専用パーツを装着して差別化を図っている。インテリアはシートやステアリング、アルミニウム・パネル、メーター・カラーといったあたりが専用パーツとなっている。

 価格は399万円。ボディカラーはR-DESIGN専用色の「レーベルブルー」をはじめ全7色が用意される。

ボディーサイズは4370×1800×1440mm(全長×全幅×全高)と全幅のみ15mmワイドになっている
専用バンパーによりフロントまわりはより精悍な印象に
グリル形状は変わらないが光沢を抑えたシルクメタルフレームの採用によりイメージチェンジ
右隅にはR-DESIGNのバッヂも
バンパーサイドにもシルクメタルのワンポイントを配置
ウインドーを縁取るフレームもシルクメタルタイプ
リアまわりはボルボらしい六角形をモチーフにした立体的なデザイン
V40のバッヂはノーマルモデルと同じ位置
右隅にはT5のバッヂが付く
走りのモデルとはいえオプションでセーフティパッケージが装着可能。各所にレーダーやセンサーが装着される
リアビューカメラも用意
「850」からの伝統ともいえる横置き5気筒エンジン。無鉛プレミアムガソリン仕様で最高出力213PS/6000rpm、最大トルク300Nm/2700-5000rpm
マフラーは専用のデュアルテールパイプ仕様
アルミホイールはR-DESIGN共通のデザイン。タイヤは225/40R18、撮影車両はミシュラン「パイロットスポーツ3」を装着
全体のデザインそのものはノーマルモデルと共通ながら、専用ステアリングなどの装着によりスポーティなイメージに
R-DESIGNロゴ入りの専用ステアリング。革巻きのパターンやステッチもノーマルモデルとは異なる
シフトブーツやサイドブレーキのステッチも専用タイプだ
滑り止めが施されたアルミペダル
デジタル液晶メーターはデザイン(テーマ)を切り替えることができる
メーターや表示の切り替えは左レバー先端のボタンで行う
センタースタックはブラックとシルバーのコンビネーションにブルーのアクセントストライプが入ったもの
アルミ表面には円を描いたような模様が付けられている
ルームミラーはフレームレスタイプ
パノラマ・ガラスルーフも装着可能
シートは形状はベースモデルと同じだが、表皮は専用本革パーフォレーテッドレザー・コンビネーションタイプになる
背もたれには刺繍によるR-DESIGNのロゴが入る
リアシートも専用表皮
6:4分割可倒式リアシートなどラゲッジはベースモデルと変わらない使い勝手
セパレートボードも装備
スペアタイヤは非搭載でパンク修理キットでの対応

(安田 剛)