写真で見る

写真で見る フォルクスワーゲン「ポロ ブルーモーション」

 2015年9月29日に発表されたフォルクスワーゲン「ポロ ブルーモーション」。1.0リッターターボエンジンを搭載し、ブルーモーションの名前のとおり燃費を重視したモデルとなる。

 ポロの一般的なモデルはターボチャージャー付きの直列4気筒1.2リッターエンジンだが、ポロ ブルーモーションは排気量の小さいターボチャージャー付きの直列3気筒1.0リッターエンジンを搭載している。このエンジンは、up!の自然吸気1.0リッターエンジンをベースとしたものとなる。

 エンジンの最高出力は70kW(95PS)/5000-5500rpm、最大トルクは160Nm(16.3kgm)/1500-3500rpm。1.2リッターエンジンの66kW(90PS)/4400-5400rpm、160Nm(16.3kgm)/1400-3500rpmよりもやや最高出力がアップしている。しかもJC08モード燃費は23.4km/Lで、1.2リッターエンジンよりも1.2km/L低燃費だ。

 エンジンは3気筒のため、音質という点で4気筒モデルとは異なるが、低回転時は遮音性能がうまく発揮され、室内外とも3気筒ということを感じにくい。ただし、高回転時はエンジン音が大きくなることから、3気筒であることにすぐ気づく。

 7速DSGトランスミッションや前輪駆動は変わっておらず、185/60 R15サイズのタイヤも通常と同一。アルミホイールは低燃費車でよく見かける表面の凹凸を少なくした専用デザインのものが設定される。撮影車のタイヤはブリヂストン「ECOPIA EP150」を装着していた。

 ヘッドライトは1.2リッターのポロ TSIコンフォートライン アップグレードパッケージや、ポロ GTIで選べるLEDヘッドライトではなく、従来ながらのバイキセノンヘッドライトとなる。

 そのほか、エクステリアでは空力を重視した専用のフロントグリルや前後バンパー、リアスポイラーを装着している。インテリアではブルーのステッチが入る専用シートを装備。ボディカラーはピュアホワイトのみの設定となる。価格は269万9000円。

ポロ ブルーモーションのボディサイズは3995×1685×1470mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2470mm。車両重量はポロ TSIコンフォートラインよりも30kg軽い1100kg
ヘッドライトはバイキセノンヘッドライト(オートハイトコントロール機能付)を装着
フロントグリルはほとんどエアの取り入れ口のないフラットな形状
ポロ ブルーモーション専用のリアスポイラー。GTIとサイズは似ているが、側面にまわりこんだデザインはこのモデルだけの特徴
リアにもブルーモーションのエンブレムが入る
ポロは1975年に登場。2015年で40周年を迎えた
リアビューカメラはナンバープレートの上にある
アルミホイール(5.5J×15)は空気抵抗を低減するため凹凸の少ない専用デザインが与えられる
タイヤは185/60 R15のブリヂストン「ECOPIA EP150」
3気筒エンジンは左右幅がコンパクトに感じられる。最高出力は70kW(95PS)/5000-5500rpm、最大トルクは160Nm(16.3kgm)/1500-3500rpm。JC08モード燃費は23.4km/Lをマークする
ポロ ブルーモーションのインテリア。オートエアコンなどを標準装備している
レザーの3本スポークステアリングホイールにはオンボードコンピューターや全車速追従機能付きのACC(アクティブクルーズコントロール)、オーディオなどのサテライトスイッチが並ぶ
シフトレバー。トランスミッションは7速DSG
メーターパネルは最新のポロに準じたもので、燃料計と水温計が独立したアナログメーターになっている
フロントシート。ブルーステッチ入りの専用シートとなる
リアシート。フロント同様にブルーのステッチが入り、3名分のヘッドレストが用意される
リアシートアレンジ
ラゲッジルーム下のトレイを下げるか外すと、さらに収納スペースが拡大できる。トレイを置いたままでも間に荷物を置くことができる
シートはダブルフォールディングでたたむタイプ。まずシートの座面を跳ね上げてから背もたれを倒す
シートは左右どちらでも倒せる
すべてのシートを倒してフラット化した状態
スペアタイヤは装着せず、パンク修理キットが付属する

(正田拓也/Photo:安田 剛)