特別企画

【特別企画】奥川浩彦の「ミシュラン SUPER GTフォトコンテスト」撮影ガイド(前編 機材編)

鈴鹿サーキットクイーンの中川早織さんも登場。サーキット撮影に向けたレンズ選択などを解説

 バイクレースの夏の祭典と言えば7月末に行われる鈴鹿8時間耐久ロードレース(通称:鈴鹿8耐)。自動車レースの夏の祭典は8月末に行われるSUPER GT第6戦 第43回 International SUZUKA 1000kmだ。鈴鹿8耐はその名のとおり8時間の耐久レース。周回数は天候などに左右され、通常は215周前後(2014年は雨で172周に短縮)となる。SUZUKA 1000kmはその名のとおり1000km、173周を約6時間で走破する。SUPER GTシリーズは通常300kmで争われるので3倍以上の長丁場のレースだ。

 これまでにCar WatchではWTCC(世界ツーリングカー選手権)のフォトコンテストを行ってきたが、今年は日本ミシュランタイヤと共催の下、8月30日、31日のSUPER GT第6戦 第43回 International SUZUKA 1000kmでもフォトコンテストを開催することとなった。

ミシュランタイヤを履くGTマシンは4台。61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(第1戦 岡山にて撮影)
18号車 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT(第2戦 富士にて撮影)
23号車 MOTUL AUTECH GT-R(第3戦 オートポリスにて撮影)
46号車 S Road MOLA GT-R(第4戦 SUGOにて撮影)

「ミシュラン SUPER GTフォトコンテスト」の詳細は、別記事(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140729_659608.html)を参照いただくとして、本記事では初心者向けにレース写真の撮り方を紹介したい。撮影機材などの選び方のほか、流し撮りなどの撮影方法や鈴鹿サーキットの撮影ポイントなどについて、前編、後編の2回に分けてお伝えしよう。

 初心者向けということで、鈴鹿サーキットクイーンの中川早織さんにも参加してもらった。元々カメラ好きの中川さんは、サーキットクイーンのお仕事がない日には自前の一眼レフカメラを持ち、鈴鹿サーキットのスタンドで撮影をしているという。サーキット撮影1年目という彼女が撮った写真にも注目いただきたい。

鈴鹿サーキットクイーンの中川早織さん。サーキットクイーンもサーキット撮影も1年目

機材の選び方

 サーキットで撮影となると最初に思いつくのは一眼レフカメラだろう。実際、サーキットのスタンドには一眼レフカメラと巨大な望遠レンズを持ったアマチュアカメラマンが数多くいる。だが、フォトコンテストの部門には、BRZを応援しているファンを撮影対象としたスバルファン賞やスマホレタッチ賞もあるので、被写体(=撮るもの)によっては一眼レフカメラでなくても撮影は可能だ。実際にWTCCのフォトコンテストでは、コンパクトデジカメ(=コンデジ)で撮った応募作品も少なくない。まずは機材選びについて、一眼レフだけでなく人気の高いミラーレスなども含めて考えてみたい。

一眼レフカメラ

 やはり王道は一眼レフカメラ。サーキットに限らずスポーツ系の動く被写体を撮るなら一眼レフカメラが最も撮りやすい。オートフォーカスの速さや精度、ファインダーの見やすさ、撮りやすさなどを考えると一眼レフカメラに分がある

 筆者がフィルム式の一眼レフカメラを買ったのは1982年。デジタル一眼レフカメラは2004年のキヤノンEOS 20DからEOS 40D、EOS 7D 1台目、7D 2台目、7D 3台目と購入し、現在はEOS 7Dの2台体制で撮影をしている。連写性能やフォーカス性能など細かな点の差はあるが、10年前のEOS 20Dでも撮影は充分可能だ。現在販売されている機種はもちろん、少し前に子供の運動会を撮った一眼レフカメラがあれば、買い替えなくても充分サーキット撮影は可能だ。

EOS 40Dで撮影(2010年撮影)

 とは言え、“アベノミクス”でボーナスも増え、最新の一眼レフカメラを買いたいという人には是非購入していただきたい。技術は日々進歩しているので、解像度も高くなり、フォーカス性能や連写性能も向上しているはずだ。動画性能などは一昔前とは比べものにならない。

 一眼レフカメラを購入する際のポイントは、撮像素子(イメージセンサー)がAPS-Cの機種を選択すると望遠レンズを多用するサーキット撮影では有利となる。例えば筆者が使用しているEOS 7Dに焦点距離200mmの望遠レンズを装着すると1.6倍の320mm相当の望遠レンズとなる。撮像素子がフルサイズのEOS 5D MarkIIIの場合、当然200mmのレンズは200mm、300mmのレンズは300mmとなる。200mm F2.8のレンズと300mm F2.8のレンズでは大きさや重さも違うし価格も違う。初心者はAPS-Cの機種から始めて、のめり込んだらフルサイズを検討すればよいだろう。

 次の2枚は、同じ位置からフルサイズのEOS 5DMarkIIIに300mm F2.8のレンズ、APS-CのEOS 7Dに200mm F2.8のレンズを装着して撮影したものだ。APS-Cであれば200mmのレンズで300mmとほぼ同じ大きさで被写体を撮ることができる。

フルサイズのEOS 5DMarkIIIに300mm F2.8で撮影
APS-CのEOS 7Dに200mm F2.8で撮影。どちらも絞りf2.8で撮っているが背景のボケ具合には差がある

 ファインダーは光学ファインダーの方が電子ビューファインダー(EVF)より見やすい。それ以外では連写性能が高いと気分よく撮れるし、フォーカスポイントが多いとフレーミング時に細かな調整が楽になるが、これらは必須ではない。予算や好みで選択すれば充分だろう。

AFポイントが9点、19点、61点の例。筆者が以前使用していたEOS 40Dは9点。現在使用しているEOS 7Dは19点。買うことができないEOS 1D Xは61点

 筆者が使用しているEOS 7Dは発売から4年近く経っているが大きな不満はない。同じキヤノンでAPS-Cを搭載する機種では、EOS 70Dは連写性能が秒7コマ、AFポイントが19点あり充分な性能を持っている。加えてデュアルピクセルCMOSにより動画撮影時のフォーカス性能はかなり高い。背面の液晶モニターがバリアングルなのも便利。サーキット以外でもオールマイティに使える製品となっている。

キヤノンEOS 70D

 もっと高級機が買える人には、7月17日に発売されたニコンのD810はいかがだろうか。フルサイズの撮像素子を搭載しているが、撮像素子の中心のAPS-C相当を使用して撮影するクロップ機能があるので、景色などを撮るときはフルサイズ、サーキットで撮影するときはAPS-Cと使い分けることができる。フルサイズなら7360×4912ピクセル、クロップしても4800×3200ピクセルの画素数で撮影できるので充分な画質が期待できる。

7月17日に発売されたニコンD810

レンズ

 すでに一眼レフカメラをお持ちの人は標準ズームは持っているだろう。もしかすると70-200mmくらいの望遠ズームもあるかもしれない。望遠ズームを持っている人は、まずはそのレンズで撮影してみよう。

 サーキット撮影ではもの凄い望遠レンズが必要と思っている人もいると思うが、鈴鹿サーキットなら普通の望遠レンズで撮れる場所は数多くある。実際に6月に行われたSUPER GT公式テストで観客席から70-200mmのズームレンズで撮った写真を見ていただきたい。

 撮影場所は2コーナーイン側の激感エリア、S字1つ目、S字2つ目、逆バンク、ヘアピンだ。トリミングなしでリサイズだけした写真なので参考にしていただきたい。最後の1枚は3枚目のS字2つ目の写真をレタッチして、フォトギャラリーサイズ(1920×1080)にしてみた。巨大な望遠レンズがなくてもこれくらいの写真は撮れるはずだ。

2コーナーイン側の激感エリア。焦点距離は122mm
S字1つ目の右ターン。焦点距離は163mm
S字2つ目の左ターン。焦点距離は200mm
逆バンク。焦点距離は200mm
ヘアピン立ち上がり。焦点距離は126mm
S字2つ目の写真をレタッチしてフォトギャラリーサイズ(1920×1080)にしたもの

 標準ズームしか持っていない。あるいはカメラを新規購入して、レンズも新たに買いたいという人に向けてレンズの話しもしておこう。サーキット撮影では望遠レンズが主役なのは間違いない。望遠レンズと言っても、単焦点のレンズもあれば望遠ズームもあり選択肢は豊富だ。

 参考までに、筆者がコースサイドの撮影用に使用しているレンズは主に300mm F2.8と70-200mm F4。70-200mm F4は手ブレ補正(IS)なしなので価格もそれほど高くはない。70-200mm F2.8に興味はあるが、レンズの重量が倍近くになることなどもあり「まぁこのままでいいか」といった感じだ。

キヤノンのEF 70-200mm F2.8 L IS II USM

 一眼レフ用の交換レンズは「焦点距離」(○○mmという数字)と「明るさ」(F○○という数字、F値と言う)で表される。焦点距離は、数字が大きい(長い)ほど望遠となり、遠くのものを大きく写すことができる。明るさの数字は小さいほど明るいレンズとなる。レンズが明るくなるとピントが合う確率が高くなる。

 スペックだけで言えば、レース撮影では長くて明るいレンズがよいということになるが、プロやハイアマチュアが使う400mm F2.8とか500mm F4のようなレンズは極めて高価で大きく重い。

ニコンのAF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR

 撮像素子がAPS-Cのボディーを前提とすれば、サーキット撮影でよく使うレンズは200mm〜300mmくらいとなる。実際にはもっと長いレンズが欲しいと思うこともあるが、現在の一眼レフカメラは画素数が多いので、撮った後にトリミングすれば短いレンズでもカバーすることが可能だ。

 レンズの明るさはF4までをお勧めしたい。特に根拠はなく筆者が勝手にそう思っているだけで、70-300mm F4-5.6といったレンズでも問題なく撮れるのかもしれない。

 ズームレンズか単焦点レンズかは意見の分かれるところだ。筆者は以前は単焦点派で、200mm F2.8や135mm F2.8、100mm F2といったレンズを使用していたが、現在はズームレンズを使用している。単焦点レンズは気持ちよく撮れた感じがしたが、ズームレンズのフレーミングの自由度の高さとレンズを交換する手間を減らせるというメリットは大きい。やはり入門用としては望遠ズームが無難な選択だと思う。あまり安いレンズはお勧めしないが、ある程度のレンズであれば長年使用できるし、子供や孫の運動会などサーキット以外の撮影でも利用価値は高い。

 望遠ズームを使いこなし、さらにサーキット撮影にハマってきたら300mm以上の単焦点レンズが欲しくなるだろう。最初は300mm F4クラスがお勧めだ。そこそこ軽く、カメラバッグにも入るサイズは魅力的だ。さらに深みにハマったら、300mm F2.8、400mm F2.8といったレンズに手を出して日本経済に貢献していただきたい。

ミラーレスカメラ

 ここ数年、デジカメで人気があるのはミラーレスカメラだ。最近のミラーレスカメラはオートフォーカスの速度が上がり、連写性能も優れているという。はたしてミラーレスはサーキット撮影に使えるのか……。ならば実際に撮ってみようということで、ニコンの最新ミラーレスカメラ「Nikon 1 V3」を鈴鹿サーキットで行われたSUPER GT公式テストに持ち込み撮影してみた。

 Nikon 1 V3での撮影に臨んだのは、筆者と鈴鹿サーキットクイーンの中川早織さん。筆者も中川さんも普段は一眼レフカメラを使用しているので、ミラーレスカメラでサーキット撮影をするのは初めてだ。ミラーレスでサーキット撮影ができたのか、ご確認いただきたい。

鈴鹿サーキットクイーン 中川早織さん(右)と筆者(左)
2人並んでNikon 1 V3で撮影中

 Nikon 1 V3の詳細については、デジカメWatchの記事で確認していただきたい。

AF追従で秒間20コマ撮影のミラーレス「Nikon 1 V3」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140313_639438.html

 今回用意した機材は、Nikon 1 V3本体に標準ズーム「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」と電子ビューファインダー「DF-N1000」、グリップ「GR-N1010」がセットになったプレミアムキットが2台。それに望遠ズームレンズとして「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6(焦点距離81-297mm相当)」「1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6(焦点距離189-810mm相当)」が各1本だ。

Nikon 1 V3本体と標準ズーム「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」
電子ビューファインダー「DF-N1000」
グリップ「GR-N1010」
電子ビューファインダーとグリップを追加するとこうなる
1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6。35判換算での焦点距離は81-297mm相当となる
1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6(35判換算での焦点距離は189-810mm相当)を装着した状態

 忘れてならないのは記録メディア。Nikon 1 V3の撮像素子は有効1839万画素で、5232×3488ピクセルの画像を記録できる。筆者が普段使用しているEOS 7Dは5184×3456ピクセルとほぼ同じで、若干Nikon 1 V3の方が高解像度だ。さらに電子シャッターにより10コマ/秒、20コマ/秒といった高速連写も可能なので、速くて大容量な記録メディアを選びたい。そこで今回は、最大80MB/秒の読取りと最大50MB/秒の書込みスピードを実現したサンディスク エクストリーム microSDXC UHS-I カード 64GB「SDSDQX-064G-J35A」を使用した。

Nikon 1 V3はmicroSD対応なので、サンディスク エクストリーム microSDXC UHS-I カード 64GBを用意した

 カメラの設定などは次回に譲るとして、百聞は一見にしかず、実際にNikon 1 V3で撮った写真を見ていただこう。元画像はさすがにサイズが大きいので、トリミングはせず1920×1280にリサイズしてある。用意した望遠レンズが30-110mmと70-300mm各1本なので、中川さんと筆者がレンズを交換しながら撮影した。撮影ポイントは逆バンク、S字、ヘアピン、激感エリアの順。キャプションには撮影ポイント、使用したレンズ(VR 10-30mm、VR 30-110mm、VR 70-300mmと表記)、実際の焦点距離(35mm判換算)を記載した。

中川早織さん撮影

逆バンク、VR 30-110mm、297mm
逆バンク、VR 30-110mm、297mm
S字、VR 70-300mm、313mm
S字、VR 70-300mm、810mm
ヘアピン、VR 70-300mm、262mm
ヘアピン、VR 70-300mm、487mm
ヘアピン、VR 70-300mm、373mm
ヘアピン、VR 70-300mm、466mm
激感エリア、VR 70-300mm、189mm

筆者撮影

逆バンク、VR 70-300mm、695mm
逆バンク、VR 70-300mm、262mm
ヘアピン、VR 30-110mm、297mm
ヘアピン、VR 30-110mm、297mm
ヘアピン、VR 70-300mm、633mm
ヘアピン、VR 30-110mm、160mm
激感エリア、VR 30-110mm、160mm
激感エリア、VR 10-30mm、68mm
激感エリア、VR 30-110mm、179mm

 次の2枚の写真は、中川さんがS字で撮った写真と筆者が激感エリアで撮った写真をフォトギャラリーサイズ(1920×1080)にレタッチしたものだ。

中川さんが撮ったS字の写真をレタッチ
筆者が激感エリアで撮った写真をレタッチ

 さて、ミラーレスカメラによるサーキット撮影はいかがだろうか。筆者が「撮れるか撮れないか」と聞かれれば「撮れる」と答えるが、「撮りやすいか」と聞かれれば「一眼レフの方が撮りやすい」と答えるだろう。今回、Nikon 1 V3には電子ビューファインダーが装着されていたが、もし背面の液晶モニターを見ながら撮影していたらもっと難しく感じたと思われる。

 オートフォーカスの速さや精度、連写性能などは問題ないレベルに達したが、電子ビューファインダーと一眼レフカメラの光学ファンダーを比較すると、現状は光学ファインダーの方がはるかに撮りやすい。電子ビューファインダーだと、撮影した画像が一瞬ファインダーに表示されてしまう。これはアフタービュー(撮影直後の画像確認)の設定に関わらず出てしまうもので、連写で撮影すると一瞬過去の映像見ながら撮影することになる。そのため、正面から近付いてくる被写体は追従しやすいが、左右に動く被写体に追従するのはかなり慣れが必要となる。

 もしサーキット撮影のためにカメラを新規購入するのであれば、筆者としては間違いなく一眼レフカメラをお勧めしたい。とは言え、普段使いを考えると、大きく重い一眼レフカメラよりコンパクトなミラーレスカメラの方が持ち運びがしやすい。サーキット撮影が主でなければミラーレスカメラも選択肢の1つだと思われる。

カメラ本体以外であると便利なもの

一脚

初めて一脚を使った中川さん。いきなりだったので苦戦した

 カメラ本体以外であると便利なのが一脚だ。特に重い望遠レンズを使用する場合は一脚があるとフレーミングが安定するし、疲労も少ない。「三脚なら持ってる」という人もいると思うが、実際にサーキットに行くと三脚を使用している人は極めて少ない。サーキット撮影では完全に静止しているものを撮るわけではないので、カメラを安定して動かせる一脚の方が使いやすい。

 ただし、一脚を使用して動くマシンを撮るには慣れが必要だ。カメラを手持ちで撮影する場合は自由に動かせるが、一脚を使用すると動きの支点ができるので、ある程度の制約を受けることになる。今回、中川さんに筆者の一脚を使ってみてもらったが、慣れないため苦労していた。

 左右に走る抜けるマシンを、カメラを大きく振って流し撮りする場合は手持ち撮影の方が撮りやすいが、正面から近付くマシンに対し、カメラを小さく振って撮る場合は一脚があると撮りやすくなる。次の写真は1/30秒のスローシャッターで撮っているが、レンズの先をほんの数cm振る動作では一脚のありなしでかなり差が出る。

SUGOで行われたSUPER GT第4戦にて撮影

脚立、踏み台

 撮影ポイントによっては脚立や踏み台があったほうが撮りやすい場所がある。例えば人気の撮影ポイントで人垣の上から撮ることができるといったケースだ。2コーナーのイン側にある激感エリアや逆バンクのスタンド上段は人気の高い撮影ポイントなので、すぐに観客で埋まってしまう。こんなときに脚立や踏み台があれば最前列に並んだ人垣の上から撮ることが可能だ。激感エリアでは少し視点を高くすることで、ガードレールを避けて撮ることもできる。

 以前は脚立を持つ人が多かったが、最近は樹脂製で折りたたみ式の踏み台を持つ人が増えている。ホームセンターで売られているので、1つ持っておくと便利かもしれない。

 今回は撮影機材について紹介した。次回は流し撮りなどの撮影方法、鈴鹿サーキットの撮影ポイントなどを紹介したい。

【お詫びと訂正】記事初出時、写真キャプションのレンズスペックに一部誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。

奥川浩彦

パソコン周辺機器メーカーのメルコ(現:バッファロー)で広報を経て2001年イーレッツの設立に参加しUSB扇風機などを発売。2006年、iPR(http://i-pr.jp/)を設立し広報業とライター業で独立。モータースポーツの撮影は1982年から。キヤノンモータースポーツ写真展3年連続入選。F1日本グランプリ(鈴鹿・富士)は1987年から皆勤賞。