F1カメラマン熱田護の「気合いで撮る!」

第85回:ついに開催となりました、春の日本グランプリ! 早くもお祭り騒ぎな鈴鹿サーキットの木曜&金曜の様子をお届けします

 さあ! 日本GPです!

 今回は、2回「気合いで撮る!」があってその1回目。木曜日と金曜日の様子です。

 木曜日にタックン(佐藤琢磨選手)と小松さんのトークイベントがありました。その終わりに撮影させてもらったんです。

 大勢のお客さんですね!

 ピットウォークで小松さん大人気状態!

 チーム代表になって、その人気はさらにすごいことになっているのを実感いたします。

 佐藤凛太郎選手、そうです、タックンの長男です。

 むかーし昔、モナコで会ったときは、赤ちゃんだったのに、今年F4に出場するそうですよ! むっちゃ楽しみ!

 応援お願いしますね!

 FP1で、同じチームで日本人ドライバーが2人走ります!

 なんか、うれしかったなあ!

 岩佐歩夢選手。2023年のアブダビテスト以来の2回目のF1。

 様子を見ていると、昨年のアブダビのときのような緊張でピリピリという感じはなくて平常心って雰囲気でしたよ。

 ご家族がガレージ内で見守られていました。

 乗る前に、校長のタックンからお言葉。

 いつものヘルメットをかぶって乗り込みます。

 マシンを絶対に壊さず、予定のプログラムをきっちりこなす。

 渡辺HRC社長とタックン。

 地元鈴鹿で公式セッションでF1に乗る。ようやくここまできた。

 ゼッケンは40番。

 セッションが終わって降りてきたところ。3人とも満面の笑み!

 むっちゃ、いい雰囲気でしたよ!

 角田選手に状況を聞く校長タックン。これまたうれしそうです。

 チームのアップデートも効果ありなんでしょうか。9位でした。

 サージェント選手はダンロップコーナーでクラッシュ。マシンの修復でFP2は走行できず。

 FP2は時々小雨降る中でした。寒かった。

 連続での走行はほとんどなしでしたね。

 見に来てくれたお客さんにとって残念なコンディション。

 チームにとっても、土曜日、日曜日は雨がなしという予報なので、走行する意味がないんですよね。

 木曜日に今回オープンしたホンダレーシングギャラリーに行って来ました。

 場所は観覧車の横です。入り口を入るとドーンとセナさんのMP4/5です。

 このマシンは、美しい。カッコいい!

 短いトンネルを抜けると、うわ~~~って感じの空間。

 黒い壁面と床、天井。マシンにはスポットライトが当たっていて、僕は感動いたしました。

 この展示の方法が実働のF1マシンの雰囲気と相まって心地よく、いい雰囲気を作り出しています。

 日本ではホンダという会社しかできないことです。

 地下にはタックンのスーパーアグリもありました。懐かしい……。

 どうか、続けてくださいね。

 鈴鹿サーキットに来場したときには、ぜひこのギャラリーに行ってください。超お勧めです!

 レッドブルのアップデート。フロア、そしてコクピットからの吸入口など。

 ますます速くなっている!

 鈴鹿といえば、うなぎ? おいしかったなあ。

 やっぱり日本はいいよ!

 今回はホンダさんからシビック TYPE Rをお借りして鈴鹿までやってまいりました。

 この新型に乗るのは2回目です。

 荷物満載で走ってきました。トランクが広いってのは、やっぱり便利です。

 TYPE R、いいクルマです。本当にそう思います。

 まだ注文して納車されていない人もたくさんいるんですよね。オーナーになれる人がうらやましい!

 昨年のF1はフェアレディZを借りました。

 どっちも今買える貴重なスポーツカー。比べてどうなのかっていうと、どっちも速い。正直、これ以上早い必要はどこにもないほど速い。

 TYPE Rはエンジンやサスペンションやステアリングフィールとかを車内のナビのタッチパネルでいろいろ変えられます。一番ハードな+Rにすると、すごく硬くて速くてシャキッとしますけど、ちょっと走ると疲れます。自分好みのインディビジュアルモードで好きなセットにできるんですけど、エンジンだけ+Rにして、ほかを一番おとなしいのにするか、コンフォートモードで一番優しいのにするのが一番しっくりくるかなって感じ。

 フェアレディZの方は、モード切り替えとかはありません。乗り心地は、Zの方がいいかな。

 最高出力はTYPE Rが330PS。Zが405PSですけど、ヨーイドンしなければ、一緒。どっちも十分速い。

 ブレーキのタッチとか効きはTYPE Rの方が好み。

 スタイリングはどっちもカッコいいと思うけど、Zの方がドキっとするかな。

 どっちが好きなんだと言われれば……どっちも欲しい! どっちもいいんだもの。

 ここからは、写真を撮らせていただいた方々を順不同で載せますね! 楽しんでください!

 あと、撮れなかった方、すみません。また声をかけてくださいね!

 イオンモールのグランプリさんのお店に行ったときに来てくれたこの人。

 ご存知ですか、昔、僕がオートバイのレースカメラマンだったころ、ヨシムラとホンダに乗っていた三浦昇さん。わざわざ来てくれました!

 うれしかった、超久しぶり!

 元、ホンダのおふたり。山本さんと鈴木さん。

 伝説の2021年チャンピオン獲得の1年でいろいろ取材させていただいたんです。

 パドックに、焼き鳥屋さんとたこ焼きやさん。無料で食べ放題。いい時代になった!

 たこ焼き屋さんは、神戸から来てくれたそうです。どうせだったら、このまま世界を転戦してくれないかな?

 どっちも食べたけど、超おいしい! 日本はいいよ! 素晴らしい!

 さあ、土日も楽しみですよ!

熱田 護

(あつた まもる)1963年、三重県鈴鹿市生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1985年ヴェガ インターナショナルに入社。坪内隆直氏に師事し、2輪世界GPを転戦。1992年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行なう。 広告のほか、「デジタルカメラマガジン」などで作品を発表。2019年にF1取材500戦をまとめた写真集「500GP」を、2022年にF1写真集「Champion」をインプレスから発行。日本レース写真家協会(JRPA)会員、日本スポーツ写真協会(JSPA)会員。