F1カメラマン熱田護の「気合いで撮る!」

第127回:メルセデスのアントネッリ選手が勝利を収めて最年少ポイントリーダーに! 若い世代も大奮闘した日本GP

 日本GP。鈴鹿にはたくさんのお客さん。4日間で34万人。2025年に比べて11万5000人も増えた!

 天候にも恵まれたし、観戦するにはいい条件が整ったグランプリとなりました。

 角田選手が出ないのにという話もありましたけど、売り出した時期には最終決定してなかった気もします。

 でも、ポジティブに取れば映画やNetflixの影響が大きいし、外国からの来場も大幅に増えている感じが、サーキットの中を歩くと実感できました。

 日本はなんでも安いしおいしいし安全だし、外国から日本に来ればいいことたくさんありますもの。

 優勝はアントネッリ選手。2勝目! ランキングトップ!

 セーフティーカーのタイミングはラッキー!

 運も実力のうち。19歳ですでに最年少ポール・トゥ・ウィンなどの“最年少”と付く記録多数!

 このままの勢いでチャンピオンになるとかなると、新たなスーパースターになる要素たっぷり! どんどんいっていただきたい!

 ボルトレート選手やリンドブラッド選手にしてもチームメイトに負けてないし、世代交代が進んでます。いいことです。

 2025年、白いレッドブルで鈴鹿で勝ったフェルスタッペン選手。2026年の今年は予選11位、レース8位。今年のレギュレーションへの批判コメント、そして自身のモチベーションの低下を発言しています。

 モータースポーツというのは、ゴーカートからF1までどのカテゴリーでも道具が遅ければいくら才能がある選手が乗っても勝つことが叶わなくなります。

 道具を使って争うスポーツの宿命です。フラストレーションがたまります。

 ラッセル選手、開幕戦は完璧でしたが、中国、日本と不運が襲います。

 速いマシンがあって、経験もある。待ちに待ったチャンピオン獲得へのチャンス到来に見えた今年、チームメイトの存在が大きくなってきています。

 チーム内の雰囲気は今後どのように推移していくのか。外から見ているぶんには楽しみですね。

 ゴジラの勢いで鈴鹿に乗り込んだハース。

 タイトルスポンサーの豊田章男さんも応援に駆けつけます。

 そして、小松代表とイギリスでの学生時代から親交がある瑤子女王殿下もゲストとして来場。

 ベアマン選手がスプーンの入り口でクラッシュ。50Gという衝撃で足を痛めたものの骨折はなし。

 前を行くコラピント選手を抜こうとしてその速度差を少し読み違って急接近し、コースアウトしてしまいました。

 誰にでもミスはあります。今年のレギュレーションの犠牲者と言っていいと思います。大怪我しなくてよかったです。

 オコン選手が頑張って10位、1ポイントを獲得しました。ハースチームは18ポイントでランキング4位のまま。

 アストンマーティン。

 予選はアロンソ選手が21位、ストロール選手が22位。レースはアロンソ選手が18位。ストロール選手がリタイア。

 見た感じ、車体もPUも両方とも遅い。初完走が良かったというしかない状況が悲しい。

 今年はダメかもしれないという雰囲気も漂うほどの状況。ホンダF1第4期の最初よりも厳しい船出の第5期かな……。

 最後尾のグリッドから前に向かって闊歩するお父さん。

 来季から加入するであろう元アウディのウィートリーさんが舵取りを正しい方向に導くのでしょう。それにしても空走の時間が長すぎませんか。

 この威圧感から想像するだけですけど、前向きにレースをする意思疎通のとれたワンチームのアストンマーティンになるのはいつになるんでしょう? と思ってしまいます。

 アメリカ大使もホンダのゲストとして来場。尾張さん、何を思っているのか?

 尾張さん、今年の海外取材は一応やめるそうです。

 でもね、尾張さん、結構な頻度でやっぱり……という感じでコロっと予定変更するので、またどこかに出かけていても驚きませんし、そうなる気がしております。

 寂しいやんけ……。

 今年も桜咲いてましたね。でもやっぱりちょっとだけ早かった?

 YOSHIKIさん。国歌演奏でした。

 永ちゃん来てくれないかな……。

 さて、お声がけいただいて撮影した写真を紹介します。

 僕が気付けなかったり、お声がけいただいたのに移動などで写真を撮れなかった方すみません! また、懲りずに呼びかけてください。

 今年も早くも日本GPが終わってしまいました。

 また来年という感じですけど、まだまだ今シーズンは始まったばかり。中東の2戦がなくなったけど、あと19戦もあるんです。ぜひ、引き続きF1を見てくださいね!

 僕は次のマイアミはお休み。カナダから取材開始します。

 ではまた!

熱田 護

(あつた まもる)1963年、三重県鈴鹿市生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1985年ヴェガ インターナショナルに入社。坪内隆直氏に師事し、2輪世界GPを転戦。1992年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行なう。 広告のほか、「デジタルカメラマガジン」などで作品を発表。2019年にF1取材500戦をまとめた写真集「500GP」を、2022年にF1写真集「Champion」をインプレスから発行。日本レース写真家協会(JRPA)会員、日本スポーツ写真協会(JSPA)会員。