F1カメラマン熱田護の「気合いで撮る!」

第132回:フェラーリのルクレール選手がイギリスGPで2024年以来の勝利! レゴや旧F1マシンの走行などなど、週末のサーキットの様子をお伝えします

 過去最高観客数を記録した今年のイギリスGPを制したのは、フェラーリのルクレール選手でした。

 昨年は一度も勝てなかったので、2024年のアメリカGP以来の勝利でした。

 2位にはラッセル選手、3位にはハミルトン選手。

 レースで2位を走行していたアントネッリ選手は、フロントホイール付近のカバーが壊れ、サスペンションの作動を阻害してしまって、ノーポイントになってしまうトラブル。速さがあっただけに残念な結果となりました。

 3位を走行していたフェルスタッペン選手も、前戦のオーストリアの予選でのクラッシュと同じような感じでコースアウト。リタイアになってしまいました。

 このコースアウトの影響でSCが出て、そのままチェッカーとなってしまいました。多くのお客さんの前で、なんとも緊張感のない幕切れとなってしまったのが残念です。

 アストンマーティン、アロンソ選手。11チーム最下位を走るレースが続きます。

 サーキットによっては戦えるかも、というレベルではなくなっています。

 レース後にパドックで会った折原さんと湊谷さん。お二人とも、レッドブル時代にチャンピオンPUにした立役者でもあります。現在はご苦労が多いと思います。

 特に折原さんはメディア対応もしなければならず、現状を言葉を選んで話さなければならないのでなおさらだと思います。でも、こうなってしまったからには致し方なしです。

 車体のアップデートがハンガリー、あと2戦後。ホンダPUのアップデートがオランダ、あと3戦後。

 どこまでライバルとの差を縮められるのか。ど~んといきなり速くなるなんてことは……あるかもしれませんし、ないかもしれません。

 ホップ・ステップ・ジャンプの、ホぐらいでも前に行ってくれたらいいのではないかと思います。

 ご新規参戦のキャデラックより前にいって、シーズンが終わるころには中段勢で戦えるくらいになればいいなと思います。

 スプリントレースのスタート前。

 スプリント予選でのポールポジションはハミルトン選手でした。このときのお客さんの盛り上がりがすごかった!

 賛否両論あったレゴカートレース。始まってみれば、皆さん笑顔。今季初優勝のアロンソ選手を撮り逃してしまった……。

 マクラーレンの特別カラー。個人的にはいまふたつな感じ。

 レッドブルのサイドポンツーン上のえぐれ。

 FP1でアントネッリ選手のフロントウイングに付いているガーニーフラップの取り外し。両面テープで取り付けているんですね。

 角田選手、なんとなく久しぶりな感じ。

 F3日本人ドライバーの皆さん。

 リー選手が土曜日のレース16位、日曜日のレース6位。

 山越選手が土曜日のレース12位、日曜日のレース8位。

 中村選手が土曜日のレース13位、日曜日のレース15位。

 加藤選手が土曜日のレース18位、日曜日のレース25位。

 古いF1、マクラーレンMP4/1。ジョン・ワトソンさんご本人のドライブです!

 RA108、2008年アースカラーです。

 エンジンは日産のV6を搭載していました。これはオリジナルのホンダエンジンだと個人で走れないので、エンジンを交換しているんです。

 EJ12、2002年。上のRA108と同様に、ホンダエンジンからジャッドV8に交換されています。

 シムテック・フォード S951。

 ベネトンのドライバーは女性です。事業で成功して、このマシンを買ってこのようなデモランに参加しています。いいお金の使い方ですよね。憧れます!

 このマシンご存じですか? 僕は知りませんでした。1988年、ユーロブルン ER188というマシンです。当時のドライバーはステファノ・モデナ選手とオスカー・ララウリ選手。予選落ち多し、最高成績はモデナ選手がハンガリーで11位。

 金曜日にこのマシンでなんとなんと、小松代表が走りました! あのね、近くで撮影していてむっちゃ楽しかった。その様子はまたあとで書きたいと思います。乞うご期待!

 上の写真はオーナーの走行です。

 土曜日の夕方、キャデラックさまがハンバーガーやホットドッグを振る舞ってくれました。

 こういうの、昔はたくさんあったんですけど最近は少なくなりました。大変おいしくいただきました!

 今回のレンタカーは、ボクソール・コルサ。空気圧パンパンじゃないのかという乗り心地以外は普通によかったです。

 イギリスのガソリン。344円/Lでした……。

 毎年お世話になっているB&Bとイングリッシュブレックファースト!

 泊まっているB&Bのすぐ近くにある中華のテイクアウトのお店が閉店していました……。ものすごく楽しみにしていたので、残念すぎます……。

 気を取り直して、少し歩いていったところにある中華レストランでテイクアウトしたチャーハンと肉野菜炒め。中華を食べたくて仕方なかったのでおいしかったんだけど、この2つで3200円もするんですよ。いや~ま~厳しい。

 金曜日の晩御飯は、スーツケースに温存していたレトルトカレーと富山ブラック。おいしかった。

 モナコ、スペイン、オーストリア、そしてイギリスまですべて晴れているというF1開催日。そして、中東のレースの開催がどうなるのかいろいろと心配ですね。

 次は、ベルギーとハンガリーの連戦です。

熱田 護

(あつた まもる)1963年、三重県鈴鹿市生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1985年ヴェガ インターナショナルに入社。坪内隆直氏に師事し、2輪世界GPを転戦。1992年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行なう。 広告のほか、「デジタルカメラマガジン」などで作品を発表。2019年にF1取材500戦をまとめた写真集「500GP」を、2022年にF1写真集「Champion」をインプレスから発行。日本レース写真家協会(JRPA)会員、日本スポーツ写真協会(JSPA)会員。