F1カメラマン熱田護の「気合いで撮る!」

第139回:メルセデスのアントネッリ選手がアメリカGP圧勝でチャンピオン王手! ホンダはF1参戦500戦目になりました

 アメリカGP、アントネッリ選手の圧勝。チャンピオンにふさわしい走りとはこんな感じでしょ、という感じでしょうか。

 チャンピオン獲得とはなりませんでしたが、次戦のメキシコで9位以上に入ればチャンピオン決定ですからね。素晴らしい走りでした。

 スタートは後ろから撮りました。

 1コーナーの正面には大きな建物がど~ん。アメリカ国旗も移動。

 VIPの方々をお招きするための施設だと思うのですけど、屋上からの景色には納得していただけるのではないでしょうか?

 2位にはルクレール選手。

 ラッセル選手はどうしてしまったのか……8位でした。精神的なものでしょうか??

 3位にはフェルスタッペン選手。白いスーツがいい。

 アジャー選手。トラブルもあり6位入賞。

 ローソン選手が9位。最近のローソン選手の速さと強さが安定しています。2025年にレッドブルに乗ったときと同じドライバーとは思えないほどです。

 ドライバーの評価というのは難しいですよね。F1に来た時点で完成されたドライバーになっている人はわかりやすいですけれど、そうではない人はどう評価を得てシートを確保するのか、そのときの運もありますし、チームメイトにもよりますし。

 ガスリー選手、10位で1ポイントを獲得。きちんと仕事をしています。

 ハースはゴジラカラーリング。ポイントならず……。

 アロンソ選手は12番グリッドからスタートして16位。レース中接触があってマシンを壊してしまいました。

 たらればを言ってしまうと、ポイントを取れていたかもしれません。まあ、レースですから、相手があるわけですからね。

 ホンダのF1参戦500戦目でした。マシンにロゴもあります。でも白地の年数の表記はもう少し大きいほうがよかったんじゃないでしょうか……。

 無限時代とRBPTは積算してなくて500戦目です。おめでとうございます!

 渡辺康治HRC社長と来年から社長に就任する安田啓一副社長。安田さんはどのようなHRCを創っていくのか、またいつかお話を聞いてみたいです。

 今回の小松さんの通勤車はロータス・エヴォーラ。カッコよかった。お似合いです!

 今回はMotoGPが走りました。僕としては久しぶりのMotoGP。もてぎで撮影したときは確かヤマハにロレンソ選手が乗っていたから……とにかく、いい音していました。音量があるってやっぱりいいですよね。

 テレビで見ていてウイングが付いているのは知ってましたけれど、実際に見てみるとすごいね。

 ペドロサ選手はKTMに乗っていました。

 ドゥカティにはブレガ選手、ヤマハにはドヴィツィオーゾ選手、アプリリアにはサバドーリ選手が乗っていました。計4台。

 あれ、ホンダがいない……。F1と両方やっているのはホンダしかないのに??

 なんで? って思うじゃないですか。

 ホンダさんに聞いたら、ライダーがいないということでした。

 もちろん、この週末はオーストラリアでレースをしていたので皆テストライダーさんが来ていたのですけれど、そこはなんとかしてほしかったなあって思います。

 今、日本では小椋選手の大活躍で盛り上がっているMotoGP。小椋選手は来季はヤマハに移籍が決まっています。

 木曜日、ヤマハのマシンにコラピント選手が乗ってパドックを走ったというか……ギヤは入れずにエンジンをかけて、空ぶかししながら50mくらいメカさんが押して移動しました。

 ガスリー選手も興味津々。

 MotoGPも撮りに行ってみたい!

 今回のレンタカーは日産・アルティマ。2.5リッターのFF。アメ車のような足まわりと、加速重視のミッションはお約束。

 街中にたくさん走っていた無人のクルマ。テスラなの?

 アメリカの道、やっぱり独特です。

 街中の信号で青になったときの皆さんの加速は素晴らしい。高速道路で、一番左の追越車線をゆっくり走るクルマが少なからずいて、みんな右から抜いていくが、それを気にすることはなくゆっくり走り続けるクルマが必ずいる。

 あとは同じ頻度で右に行ってみたり左に行ってみたり、落ち着かない人も必ずいる。

 メディアセンターの朝ごはんに出るフルーツがおいしかった。

 パドックにいた珈琲屋さんのアイスカフェラテが最高だった。

 熱田さーん! て呼ばれた気がして見たら! ありがとうございます!

 ダラスに移動してからのご飯は、日本から持ってきたカレーなど。

 ダラスのホテルで洗濯をする予定で来たのに……故障中との張り紙。愕然といたしました。

 仕方ないので部屋のバスタブで手洗い。汗だく。乾燥機は動いていたのでまだよかった。長旅は洗濯が困るんですよね……。

 メキシコに向かう飛行機の窓からぼーっと見ていたら、あれ? COTAだ!

 そしてメキシコ着。

 税関の検査で大切な、大事な、貴重な最後のレトルトカレーが肉入りということで没収になりました……つらいメキシコの始まりです。

 ということで、メキシコに来て書いています。明日からサーキットに行きます。

 ではまた!

熱田 護

(あつた まもる)1963年、三重県鈴鹿市生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。1985年ヴェガ インターナショナルに入社。坪内隆直氏に師事し、2輪世界GPを転戦。1992年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行なう。 広告のほか、「デジタルカメラマガジン」などで作品を発表。2019年にF1取材500戦をまとめた写真集「500GP」を、2022年にF1写真集「Champion」をインプレスから発行。日本レース写真家協会(JRPA)会員、日本スポーツ写真協会(JSPA)会員。