日下部保雄の悠悠閑閑

AJAJ総会の季節

ふれあい試乗会@お台場。モータースポーツフェスティバルの中でのふれあい試乗会。AJAJ会員が協力してショート試乗を行ない、走るモーターショーとして大人気でした。AJAJではみんなの楽ラク運転講習会、自動車ジャーナリストと巡る東京モーターショーなど、会員の力で多くのイベントを開催しました

 AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)の年次総会が行なわれた。会長、理事11名は2年が任期なので今年は選挙の年だ。

 本来は2020年が選挙の年だが、コロナ禍で集合する形の総会が開けず、当時会長だった菰田さんの判断で会長/理事の任期を一時的に4年に延ばすことになった。規約にはないが非常事態としてやむなしとなり、異例の4年継続となった。投票方法が確立した今年はオンラインでの選挙となり、4年ぶりに行なわれた。結果、会長・理事全員留年……じゃなくて留任となった。コロナ禍の2年、会員にとって体験や知識の吸収の場である勉強会もなかなか開催できず、理事会も苦労したと思う。

 AJAJ創立は1969年だから2019年に50周年を迎えている。その間2006年~2015年の10年間、会長を務めさせてもらった。それ以前は元いすゞのワークスドライバーで尊敬する米村太刀夫さんが11年会長を務められ、退任に伴って私が後を継いだ形だった。

 自分の場合は「行動するAJAJ」を目指して勉強会を増やすことと、AJAJ自ら発信するイベントを増やすことで、月イチペースでやっていた時期もあり、今考えると会員には逆に負担になったのではないかと反省する。もう少しジャンルごとに系統立てて開催した方が理解しやすかったのではないかと思う。

2015年のプジョー・シトロエンの年初のパーティで乾杯のごあいさつ。なれないジャケットとネクタイが浮いてますね

 また、任期中の2011年には東日本大震災も起こった。AJAJとして何ができるか考えた。募金活動も行なったが、会員のボランティア活動をサポートすることを主とした。すでにAJAJ会員はボランティア活動を始めており、交通費支給などの予算を計上して、少しでも負担が減らせればと思った。震災ボランティアは根気がいるが会員は継続的に活動してくれ、厳しい現場をナマの声で伝えてくれた。

 私は10年を節目として2015年のAJAJ総会で引退、菰田潔さんが引き継いで今に至っている。

2016年のAJAJ総会で会長職は菰田潔さんに引き継がれました。副会長の石川真禧照さんと菰田潔さんには大変助けてもらいました

 50周年の記念行事として着手した萩原理事を中心に作成されたAJAJ50周年ページがAJAJのWebサイトに掲載されているのでお時間のある時に覗いていただければ幸いだ。この50年の歴史がザクっと語られている。

 勉強会も徐々に復活している。勉強会担当の岡崎五朗理事がオンライン会議の形式で、エネルギー問題、環境問題など積極的に専門家の意見を聞くチャンスを作ってくれ、勉強させてもらっている。多方面の知識をもった会員も増えているので、今後のAJAJの活動も期待だ。

日下部保雄

1949年12月28日生 東京都出身
■モータージャーナリスト/AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員/2020-2021年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
 大学時代からモータースポーツの魅力にとりつかれ、参戦。その経験を活かし、大学卒業後、モータージャーナリズムの世界に入り、専門誌をはじめ雑誌等に新型車の試乗レポートやコラムを寄稿。自動車ジャーナリストとして30年以上のキャリアを積む。モータースポーツ歴は全日本ラリー選手権を中心に活動、1979年・マレーシアで日本人として初の海外ラリー優勝を飾るなど輝かしい成績を誇る。ジャーナリストとしては、新型車や自動車部品の評価、時事問題の提起など、活動は多義にわたり、TVのモーターランド2、自動車専門誌、一般紙、Webなどで活動。