日下部保雄の悠悠閑閑

ムクさんの散歩

自由が丘熊野神社にも初詣。会社のお札もいただいています。青空の中、凛としたたたずまいもさわやか

 年末年始の感染症事件(コロナではありません)でおおわらわだったわが家のお正月。ようやく初詣に行けたのは3日だった。

 近くの氏神様、奥沢神社と自由が丘の熊野神社、さらに名もないお稲荷さんにお詣りするのがわが家の行事。3日ともなると参拝者も減り、いささか不謹慎だが長い時間並ばなくてお詣りできたのはありがたい。

 会社の方は江戸時代のワンダーランド、目黒不動尊と酉の市で有名な大鳥神社に初詣。今年の御加護をお祈りする。大鳥神社は商売繁盛で有名だけに企業人の参拝が多かった。

 さて慌ただしい正月はすぐに過ぎてしまったが、たまった原稿はなかなか片付かず、焦るばかり。毎年お正月を迎えるたびにタイピングが遅くなる気がしてパフォーマンスの低下が嘆かわしい。と言っても締め切りは容赦なくプレッシャーとなってやってくる、いや過ぎてゆくのが正しい。

 そして苦しくなると他のことをやりたくなるのだ。現実逃避だな。PCから顔を上げるとベランダにあるボックスに妙なものが見えた。俄然興味はこの奇妙なものに向く。なんで変なものが生えてるのか? リビングを見回すといつもはその辺で寝ているムクの姿が見えない。さてはと思い近寄って見ると、ボックスの中にぴったりと収まってへそ天で気持ちよさそうに寝ているムクがいた。不思議な物体はムクの手だったのだ。肉球を触っても動かない。安心しきって熟睡している。

へそ天で熟睡中のムク。左手は何を呼んでいるのでしょうか? 肉球をプヨプヨしても全く起きません

 そもそもわが家の猫は出入り自由だったのが、ムクは娘夫婦の預かりもので外に出すと心配して大騒ぎになる。仕方なくリードを付けての散歩になるが猫の散歩ほど退屈なものはない。歩き回らないでジーと寝転んで日なたぼっこ。気が向くと虫を追いかける程度。一緒に座りこんで本でも読めそうだ。最近は家内が散歩に連れて行き、猫友もできたようでよく道端で話し込んでくる。ムクも一生懸命話を聞いているそうだが分かってんだろうか。

散歩中のムク、日だまりを見つけてまったりしています。これは家内に連れられて(どっちかと言うと逆ですね)散歩先で

 ムクは生まれた時からかわいがられて育ったためか、人に対して全く警戒心がない。散歩していても寄ってくる人にも愛嬌を振りまきすぐにゴロゴロ転がるし、ワンコにも警戒するそぶりを見せない。

 猫の行動半径は案外限られている。以前の猫は家出してから1か月も帰ってこなかったが、隣家の屋根で昼寝しているのを見かけたことがある。そのうちげっそり痩せて帰ってきた。家のまわり300m以内がテリトリーだったんじゃないかと思う。ムクの散歩に付き合っても木に登りたがったり、狭いところに入り込んだりで、なかなか厄介だが遠征はしない。

 猫の散歩は根気がいるが、穏やかな時間は心が休まる。今年神社で久しぶりに引いたおみくじは末吉。ジンワリと行きましょうか。

うちでもやっぱり寝ています。眠そう

 さて1月20日はPROSPEC&iceGUARD7 winter driving park。もう20年以上続いている女神湖の氷上で遊ぶイベントだ。タイヤもADVAN dBからiceGUARD 7に履き替えて準備万端です!

iceGAURD 7に履き替えて女神湖に備えます
日下部保雄

1949年12月28日生 東京都出身
■モータージャーナリスト/AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員/2020-2021年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
 大学時代からモータースポーツの魅力にとりつかれ、参戦。その経験を活かし、大学卒業後、モータージャーナリズムの世界に入り、専門誌をはじめ雑誌等に新型車の試乗レポートやコラムを寄稿。自動車ジャーナリストとして30年以上のキャリアを積む。モータースポーツ歴は全日本ラリー選手権を中心に活動、1979年・マレーシアで日本人として初の海外ラリー優勝を飾るなど輝かしい成績を誇る。ジャーナリストとしては、新型車や自動車部品の評価、時事問題の提起など、活動は多義にわたり、TVのモーターランド2、自動車専門誌、一般紙、Webなどで活動。