日下部保雄の悠悠閑閑

日本酒

たまったポイントで交換した日本酒セット。京都の佐々木酒造から「平安四神レッド」「美しい鴨川」「まるたけえびす」「古都」「聚楽第」の5本。お正月の楽しみ

 新しい年は新しい日本酒でお祝いする。左党なのでよほどのことがない限り欠かせない習慣である。お屠蘇の代わりに無病息災を願うつもりで飲んでいるものの身体に悪そうな気もする……。

「斗酒なお辞さず」とは大酒飲みを表す言葉だが、そんなに飲めるわけもなく、歳と共に酒量も減って今では1合も飲むと良い気持ちになる。安上がりである。

ラリージャパンのお祝いに頂いた日本酒2本。獺祭は圭ちゃんから。隣の大きいのは「沢の鶴」で見たこともないお酒で親戚から頂いた貴重品。もったいなくて飲めません。いつ踏ん切りが付くのやら

 子供の頃、父親の酒席に同席するのが好きだった。その頃はビールか燗酒が主で、父親がお客さんと楽しそうに飲んでいる姿を見て、子供心にお酒は楽しいものだと刻まれた。今の日本酒と違って当時は日本酒特有のアルコールの香りがツンと鼻をついたが、それも暖かい記憶の中に沁み込んでいる。血筋かもしれないな。

 40代の頃、改めて日本酒のおいしさを認識したのは新潟長岡駅で買った吉野川の新酒。口の中に香りが爽やかに広がり、飲み口も優しい。それ以来吉野川のファンになったが、あの時の衝撃は忘れない。

 そして日本酒も改良が進んでどの酒蔵も工夫を凝らしてどんどんうまくなっている。昔はあまり見なかった北海道でもおいしい日本酒が手に入る時代だ。

 概して、老舗はこれまで培ってきた技術を磨いた安定した日本酒を、若手の杜氏は自分たちの味を切磋琢磨し、だんだん完成していくようで楽しい。もっともこれだけ多彩な酒蔵があると味わった後にはおいしかったとしか覚えていないのが残念。

 ワインは開発が進んで世界中に広がっているが、日本酒はまだまだこれからも進化していく。北米産の日本酒もあるようでちょっと妙な感じだが、そのうちぐい吞みに注がれる日が来るのかもしれない。頑張れ! 日本の酒!

 では新しい年を祝って、まずは一献、召し上がれませ。

あけましておめでとうございます!(隣はいつもラリー会場に応援に来ていただいている三宅さん@ラリージャパンで)
日下部保雄

1949年12月28日生 東京都出身
■モータージャーナリスト/AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員/日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
 大学時代からモータースポーツの魅力にとりつかれ、参戦。その経験を活かし、大学卒業後、モータージャーナリズムの世界に入り、専門誌をはじめ雑誌等に新型車の試乗レポートやコラムを寄稿。自動車ジャーナリストとして30年以上のキャリアを積む。モータースポーツ歴は全日本ラリー選手権を中心に活動、1979年・マレーシアで日本人として初の海外ラリー優勝を飾るなど輝かしい成績を誇る。ジャーナリストとしては、新型車や自動車部品の評価、時事問題の提起など、活動は多義にわたり、TVのモーターランド2、自動車専門誌、一般紙、Webなどで活動。