まるも亜希子の「寄り道日和」
オンロードで感じたミシュラン「X-ICE 3+」
2018年12月27日 00:00
娘の幼稚園が冬休みに入って、いよいよ年の瀬が押し迫ってきた~、とアセりはじめている私。ほんっとに年末って、やることが山のようにありますよね。
数年前に父が長野県の諏訪で田舎暮らしを始めてから、年が明けてすぐに遊びに行くのが恒例となったため、年内にスタッドレスタイヤに交換する作業も、わが家ではマストになりました。
東京ではまだまだ雪の心配はなさそうですが、早朝や深夜は路面凍結のおそれもあるし、諏訪もそんなに雪が降る地域ではないものの、そこへ向かうための中央自動車道には標高が高いところもあって、天気が変わりやすいので油断は禁物ですからね。
で、仕事柄、試してみたいスタッドレスタイヤの銘柄がたくさんあって悩ましいのですが(笑)、今回はミシュランの「X-ICE 3+」にしました。
というのも、わが家のミニバンは重量が2.3t超えのおデブちゃんなので、一番心配なのが「ブレーキング」なんです。スノー/アイス路面でも、なるべく短く止まってほしい。その願いに、ビビビと響いたのが「強力なアイスブレーキング性能」を謳っているX-ICE 3+だったのです。
交換作業は、夫がいつもレースでお世話になっているショップ「レボリューション」さんにお願いしました。普段なら、夫がジャッキアップして自宅で交換しちゃうところなんですが、さすがに2.3tを持ち上げるのは……。それに、やっぱりプロは速いし確実ですからね。あっという間に新品スタッドレスに履き替えられて、わが家に戻ってまいりました。
といってもまだ、アイスブレーキング性能を試すまではちょっとお預け状態ですが、その前に私にはもう1つ試したいことが。
非降雪地域では、スタッドレスタイヤに交換しても、住んでいる地域によってはドライ/ウェットを走る時間の方が圧倒的に多いわけですよね。だったら、そのインプレッションがあってもいいのではと思うわけです。スタッドレスタイヤの記事って、当たり前だけどスノー/アイス路面でのインプレッションがほとんどでしょ。ひと冬にほんの数回、降雪地域へ出かけるくらいという、私のようなユーザーにとって、日常での走りや乗り心地がどうなのか。それを感じてみたかったのです。
ちょうど交換翌日、銀座方面へ出かける用事があったので、一般道~首都高環状線を走ってみました。一番最初の感想は、「うん、何も変わらないっ」。
そうなんです、わが家を出てから環七通りに出て、50km/hくらいで走っていると、サマータイヤの時と同じように剛性感はあるし、ステアリングフィールも落ち着いているし、ロードノイズだって大きくも小さくもなってないし、ぜんぜん違いがないのです。まだド新品の状態なので、もう少し走ってみたら変わるかもしれないですが、どうでしょうね、そのころには私の感覚の方がスタッドレスに慣れているでしょうから、違和感はないのではと思います。
そして首都高に入ると、ETCゲートから急な上り坂での合流だったのですが、そこでの加速もいつも通り。速度を上げて本線に合流した時には、グラリと挙動が乱れることもなく、ガッシリとした安定感をキープ。これはすごく頼もしいなぁと思いました。
もう10年以上前のことですが、スタッドレスを履いたミニバンで高速の車線変更をした際、ちょっとグワンとボディが傾く感覚が大きくなって、不安に思った経験があるんです。でも、それがないのはもちろん、アップダウンしながらのカーブなど、首都高特有の状況でも走りやすい印象でした。
今回は外気温12℃前後のドライ路面での試乗でしたが、乗り心地もいいし、運転感覚もほとんどいつも通りだし、予想以上に満足です。なんかもっとネガティブ要素も見つけたかったんですけどね、またステマって言われちゃうんで(笑)。でもこれで、いつ雪が降っても安心だ~って、気持ちにも余裕が生まれました。
「東京に住んでたら、スタッドレスに替えるなんてもったいないんじゃない?」と思う気持ちも分かります。でも皆さん、覚えていますか? 2018年は1月中旬に、東京でも記録的大雪が降ったんですよ~。何が起こるか分かりませんよね。
わが家は年明けに諏訪へ行ったら、帰りに「富士見パノラマリゾート」へ寄って、娘と雪遊びをするのが楽しみの1つ。ここは1日1人1000円で遊び放題の大きなキッズパークがあって、子供と一緒に大人も楽しめるんです。そのころには、ミシュラン X-ICE 3+のスノー/アイス路面性能も試せるかな? そちらも今から楽しみです!
それでは皆さま、2018年ラストまでお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。2019年が皆さまにとって、どうか素敵な年となりますように!