まるも亜希子の「寄り道日和」
冬のお楽しみ、イルミネーション
2019年1月10日 00:00
クリスマスも大晦日もお正月も、冬の大イベントはほとんど過ぎちゃいましたけど、私にはまだまだ冬の楽しみが残っています。その1つが、全国各地のイルミネーション! テーマパークなどを中心に、いろんなところで盛り上がっていますよね。私も10年ほど前に初めて千葉県の東京ドイツ村で壮大なイルミネーションを見てから、すっかり虜に。空気が澄んでいる冬、温もりが恋しい冬だからこそ、美しいもの、心に響くものってあるんだなぁと感じると同時に、こんなものを創り出すってすごいなぁって、人間の叡知を感じた瞬間でもありました。
東京ドイツ村は今年もこれから行く予定なのですが、「ウィンターイルミネーション ドイツ村の奇跡」というテーマで、4月7日まで開催しているとのこと。虹のトンネルや3Dイルミネーション、動くイルミネーションなど盛りだくさんのようで、今から楽しみです。
そして今年最初に行ってきたのは、初めてのイルミネーション会場。中央自動車道から長野自動車道へと足を伸ばして、安曇野IC(インターチェンジ)で降りて10分ほど走ると到着する「国営アルプスあづみの公園」です。ここは2つの地区にまたがって広大な面積を誇る自然公園で、イルミネーションのテーマも「ツインイルミネーション2018 アルプス一千の煌めき 光の森のページェント」。目玉となるのは堀兼・穂高地区では日本最長500mの光のトンネル、大町・松川地区では日本最多500個の光のハート! 入場料が大人450円とリーズナブルなのは、やっぱり国営ならではですね。しかも当日なら、そのチケットで両方の地区に入場OKです。
私たちはすぐ「抱っこ~」とグズる3歳児がいたり(笑)、90歳を超えた祖母も一緒だったりで、両方の地区を巡るのはちょっと難しかったので、日本最長500mの光のトンネルを目当てに堀兼・穂高地区へ入場しました。入り口のツリーゲートですでにテンションが上がりつつ、全景が見渡せる展望テラスへ、のんびりお散歩していきます。この公園はお花の展示にも力を入れているようで、真冬なのに屋内で美しく咲き誇る、早咲きのチューリップ「アイスチューリップの庭」も見られて祖母は大喜びしていました。
「あづみの学校」という、懐かしい昭和の学校に入り込んだような建物では、ステンドグラス作りや間伐材を利用した木の「動くおもちゃ」作り教室など、いろんな体験プログラムが。子供連れのファミリーで来たら楽しそうですよ。
な~んてあちこち覗きながら歩いてきた私たちは、展望テラスに到着するとワァ~と言ってしばしウットリ。遠くにうっすらと見えるアルプスの山々を背景に、色とりどりの光たちが夢の国を創り出しているようです。トンネルでぐるりと会場が1周できるようになっていて、ところどころにベンチなど休憩場所もあるので、ゆっくり夢の国を楽しめますね。
それじゃぁ、トンネルに入ろうか、と歩きかけたところで、ありえないことに娘が「アイス食べる~」と泣きながら、その場にしゃがみ込んで石のように動かなくなってしまいました。ダメダメ、なんでこんな寒いのにアイスなのッ? 風邪ひいちゃうでしょ~!っと諭すもまったく効果なし。そもそもアイスなんてこの時期売ってないし! と怒ったものの、どうやら先ほど立ち寄ったあづみの学校の一角に、アイスの自動販売機があったのを覚えていたようで、「売ってる!」と娘も譲らず。見かねた祖母が、娘を見てるから行っておいでと言ってくれたのですが……。さすがにそれは申し訳ないので、泣く泣く光のトンネルを歩くのは諦めた私でした。ま、普段から甘やかしていたバチがあたりましたかね(涙)。
それでも、展望テラスから一望できただけでも十分に素敵なイルミネーションでした。もう1つの光のハートの方にも行ってみたかった~。この国営アルプスあづみの公園のイルミネーションは、1月12日~14日がラストです。ぜひ私の分も堪能してきてくださいね。
さて、もう1か所、絶対に見てほしいイルミネーションがあるんです。私たちは2018年の夏に初めて訪れ、本当に感動して「また今年も行く!」と息巻いている場所。それが、伊豆ぐらんぱる公園の「伊豆高原グランイルミ」。日本初の体験型イルミネーションとしてオープン以来、4シーズン目を迎える壮大な光の体験空間です。
ここの魅力は、イルミネーションの凄さももちろんなのですが、夜でもいろんな乗り物に乗って遊べる、というところ。今回は往復400mの“ジップライン流星”で、イルミネーション上を滑空できるというのが目玉だそう。また、曲に合わせてイルミネーションが踊り出す「光と音のショー」をはじめ、横60mの大型LEDビジョンと音のコラボレーション「グランビジョンショー」も圧巻。8月31日まで開催しているので、暖かくなってからでも楽しめますよ。
どの会場も、たどり着くまでの道や景色がとってもよくて、ドライブの目的地としてもちょうどいい場所。ぜひ皆さんも、心に残る冬の思い出をたくさん作ってくださいね。