まるも亜希子の「寄り道日和」
地球の丸さや歴史を感じられる場所
2019年6月6日 00:00
この世にたった1つしかない、私たちにとってかけがえのない存在、地球。その地球のことを、世界中のみんながもっと深く考え、思いやり、大切にしましょうよ、という日。6月5日は「世界環境デー」でしたが、私はそんなふうに受け止めました。6月は引き続き「環境月間」だそうで、2019年の世界環境デーのテーマはプラスチック汚染をやめること。毎年800万tを超えるゴミが海に流れ込んで、離島から北極圏にまで汚染がおよんでいるそうです。そして、そのほとんどが市街地から出たゴミなんだとか。有害プラスチックゴミを魚が食べ、その魚を私たちが食べる……。恐ろしいことが起こっています。私たちができることは、使い捨てプラスチックを拒絶することだと、世界環境デーのメッセージとして国連事務総長が呼び掛けていました。レストランでストローを使わないようにするとか、私もできることから心がけたいなと思います。
さて、わが家は世界環境デーに先駆けて(!?)、そんな地球のことがとても身近に感じられる、ステキな絶景ポイントに行ってまいりました。東京からなんだかんだで3時間超のロングドライブになりましたが……千葉県銚子市にある「地球の丸く見える丘展望館」。道中には、“東洋のドーバー”とも言われるという屏風ヶ浦の風力発電風車が、海中にまで立っていて迫力満点でした。
千葉県北東部で一番高い愛宕山の頂上にある展望館は、360度ぐるりと見渡すと「地球はほんとに丸いんだなぁ~」と実感できる珍しい場所なんです。私たちが訪れた時は、ちょっと霞みがかっていてクッキリとは見えなかったんですが、それでも大パノラマに娘も大興奮。望遠鏡を覗いて喜んでいました。お天気のいい日には、富士山や筑波山も見えるんだそうですよ。
そして、せっかくなので関東最東端「太平洋に突き出た大地の右腕」と、壮大なキャッチコピーが付いている犬吠埼にも寄ってみました。源義経がこの地に残していった愛犬が、七日七夜岩頭で吠え続けたという伝説が残る地でもあります。なんか、悲しい……。ですが、山頂と離島を除くと、日本で一番最初に初日の出が見える場所でもあり、目の前に広がる隆々とした大地の起伏には、圧倒的なパワーを感じるところです。約1億2000万年前に堆積した地層だということで、地球の偉大さに足がすくむような感覚。実際にその地層を足で踏みしめることもできますよ~。
さらに、犬吠埼には2019年になってオープンしたばかりだという、とってもオシャレな複合施設「INUBOU TERASU TERRACE」がみんなの憩いの場になっていました。カフェやショップが入っているのはもちろん、2階は大きなハンモックが並ぶ休憩スペースになっていて、海を眺めながらの~んびり。これは小さな子供連れのファミリーにもよさそうです。
そんなわけで、いつもよりちょっと地球を身近に感じながら、1日めいっぱい楽しめた銚子の休日。皆さんもぜひ、丸い地球を感じてみてくださいね。