まるも亜希子の「寄り道日和」
東京で美しい紅葉を楽しめる「神宮外苑いちょう祭り」
2019年11月28日 00:00
東京の中で一番好きな場所かもしれない神宮外苑。その中でも、1年にたった数週間だけ見られるイチョウ並木の美しい紅葉は、毎年とっても楽しみにしていることの1つです。
お仕事でも、すぐ近くの青山一丁目に本田技研工業の本社があるので、広報車の引き取りや打ち合わせなどでお邪魔するたびに、「ちょっと寄り道して帰ろ~」とフラフラと神宮外苑に吸い寄せられてしまう私(笑)。時間に余裕がある時は近隣のコインパーキングにクルマを停めて、歩いてぶらぶらすることもありますが、イチョウ並木の下をのんびりとクルマで走るだけでも、とても心がほっこりするんですよね。仕事の合間のひと休みにはもってこいの場所です。
そして現在、そんな神宮外苑で開催されているのが、イチョウ並木が歩行者天国になり、美味しいものがズラ~リそろったグルメ店での食べ歩きもできちゃうという「2019神宮外苑いちょう祭り」。11月15日から開催されていてずっと気になっていたのですが、先週末は天気予報がイマイチでしたよね。でも、ちょうどタイミングよく雨が止み、家族で出かけることができました!
いちょう祭りの期間中は、時間帯によってイチョウ並木が車両通行止になってしまうので、愛車は絵画館前の駐車場へ。21時まで一律1600円で停められます。16時30分から19時30分まではイチョウ並木がライトアップされるので、それを見てから帰るのがオススメですよ。このイチョウ並木の紅葉は、もう30年に渡って毎年眺めてきましたが、今年の紅葉はちょっと葉っぱが小ぶりな印象でした。猛暑や台風の影響もあるのでしょうか……。それでも、美しさは健在でしたけどね。
さて、到着した途端にお腹がグ~と鳴ってしまった私たち家族3人は、イチョウ並木もそこそこに美味しい食べ物を求め、グルメ店が集まる会場へと移動。「にこにこパーク会場」に11店舗、「権田原会場」に20店舗が出店していて、すでに大賑わいとなっていました。権田原会場の混雑ぶりに腰が引け、イチョウ並木からは少し離れているにこにこパーク会場を選んだのですが、もうあちこちから食欲を猛烈に刺激する香りが立ち上って、どれにしようか迷う迷う(笑)。
結局、ピザが大好きな娘は大阪のイタリアンレストラン「T'S -STYLE」の薪窯で焼くナポリピッツァのマルゲリータを。夫はブラックアンガス牛を使った「ビフテキダイナマイト」の名物ビフテキ丼。そして私は熟練シェフが作る本場の味というフレーズに惹かれ、「モバイル1」のドネルケバブを注文! 混み合っていたテーブルもほどなく空席が見つかり、どれも美味しくいただきました! あ、夫は食欲に火がついたらしく、秘伝醤油仕立ての中津からあげを追加しておりました(笑)。
会場内ではなんと、日光さる軍団によるショーも行われていて、娘は大喜び。私も高校時代に行った日光への遠足で見て以来のかわいいお猿さんに、かなり得した気分でした。
でも、「近江肉衛門」の近江牛スペシャルバーガーや、完売していた「博多ソルたこ」の塩たこやきなど、もっともっと食べたいものがあったんですよね~。権田原会場はさらに店舗が多くて、沖縄そばや佐世保バーガーなど気になるメニューがたくさんあるので、期間内にもう1度くらい行けたらいいなぁと画策中です。
今回の反省点としては、お手拭き用のウェットティッシュを忘れてしまったこと。会場内には紙ナプキンなどもなく、お手洗いも行列しているので、持参した方がいいですね。ゴミ箱はお店ごとに置いてあり、そのお店の紙皿などしか捨てられないようになっています。一般のゴミ箱はないので、小さなゴミ袋もあるといいと思いました。また、割り箸などを落としてしまった時にもう1回並んで割り箸だけもらうのは面倒だし、使い捨てをするのももったいないので、今度はマイ箸を持参しようかなと思っています。人の数に対してテーブル席が圧倒的に少ないので、クルマで行くならアウトドア用の折り畳み椅子を持って行っちゃうというもよさそうです。
というわけで、12月1日まで開催している神宮外苑いちょう祭り。これが終われば葉が落ちて、ちょっと寒々しい景色になってしまうイチョウ並木の今年最後の美景と、日本全国から集まった美食による幸せな時間を、ぜひ楽しんでみてくださいね♪