まるも亜希子の「寄り道日和」
明治神宮で86のおはらい
2019年12月26日 00:00
もうい~くつ寝ると~、おしょうがつ~♪ というところまでやってきました。2019年もあとわずか。皆さんにとって、この1年はどんな年だったでしょうか。よく、漢字で表すと……なんてやってますが、わが家の1年は「拓」だったように思います。夫は86/BRZレースの厳しい荒波を乗り越えて、念願のシリーズチャンピオンへの道を切り拓きましたし、私はもう何年も温めてきた企画が「#置きシュー」として形になり、クルマ業界女子部チャンネルでのYouTube配信をスタートしたり、まだヨチヨチ歩きながらも小さな1歩を開拓することができたように思います。4歳の娘はもう、いろんなことに挑戦して毎日が開拓ですね(笑)。
そうした1年が過ごせたのも、周囲で支えてくださる家族や仲間たち、仕事関係の皆さま、そして応援してくださる皆さまのおかげだと、本当に感謝してやみません。辛いこともたくさんあったような気がするんですが、最後に笑って年末を迎えられればそれでよし。ありがとうの気持ちでいっぱいです。
感謝を伝えたいのは人だけでなく、そう、1年間無事に、夫とともに闘い抜いてくれた、ゼッケン「84」の86レースカーにも。ということで、チャンピオンを獲らせてくれたお礼をするために、明治神宮へ参拝して参りました。後席にチャイルドシートを装着して、家族3人で出かけられるレースカーというのが86のいいところでもありますよね。ちょっとド派手なカラーリングは、街中で注目を集め過ぎちゃいますけど(笑)。
代々木側にある北参道入口で「クルマのおはらい」に来たことを伝えて、教えてもらった道順の通りに進むと、神楽殿の隣りに「車祓所」があります。そこに86を停めて、まずは社務所で手続きを。靴を抜いで神楽殿の奥にある御社殿へと進み、そこでいろんな願いの人たちと合同でご祈祷をしてもらいます。大太鼓の音色が背筋をピシッと正してくれるようで、ここに来ると清らかな気持ちになりますね。よくよく耳をすまして祝詞を聞いていたら、「トヨタ86」「橋本洋平」としっかり神様にお伝えいただけたようでホッとしました。そして、巫女さまが季節の花を手に、神楽殿だけのために作られたという「倭舞」(やまとまい)を舞ってくれます。
ご祈祷を終えたら、神職の方が一緒に車祓所まで同行してくださり、86の周りを歩きながらご祈祷をしてくださいました。ちゃんと、両側のドアを開けて室内まで大幣(おおぬさ)を振ってくださるのが嬉しいですよね。そして、一緒に「二礼二拍手一礼」をすれば完了。心の中で、「86ちゃん、パパをチャンピオンにしてくれてありがとう」と感謝を伝えました。あちこちくたびれはじめている「84」号ですが、本当にお疲れさまでしたと労ってあげたい気持ちです。
帰宅してご祈祷の後に手渡された袋を開けてみると、御神前に捧げた祈願御幣に名前が入っていて、家でもおまつりできるようになっていました。これでまた2020年も、しっかり夫と一緒に闘ってくれるかな? 感謝を伝えに行ったら、逆にそんな勇気と希望がもらえた気がします。
さぁ、今年のお礼は今年のうちに、ということで、このコラムも2019年は今回がラストのお届けになります。1年間、お付き合いくださってありがとうございました! 2020年も元気にゆる~りと、日々のカーライフをつづっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。皆さま、よいお年をお迎えくださいね。