まるも亜希子の「寄り道日和」
取材メンバーは全員ママ。都内自動車ディーラーを巡ったLEE編集部のロケ
2020年1月23日 00:00
大学卒業と同時にクルマ業界に入って、常に男性ばかりの中で仕事をしてきましたが、それはそれで私にはと~っても楽しく、勉強になることばかりでした。逆に、若いころは女子校みたいな感じが苦手だったので、気楽でいいわ~、なんて思っていたくらいです。ま、きっと私は中身がオッサンなので、男社会の方が合ってるのでしょうね(笑)。
でも最近、クルマ業界女子部の活動もそうですが、女性だらけの状況が増えてくると、「なるほど、これはこれで楽しいものだな」と感じることが多くなりました。クルマ業界の女性たちは、とても尊敬できる人が多いこともあるし、それぞれが男社会で仕事をすることの楽しさや悩みを共有できる人たちなので、すぐに打ち解けられる場合が多い、ということもその理由かもしれません。
さらに、クルマ業界に限らず「仕事を持っているママ」というキーワードでも、すぐに仲よくなれるようになったのが最近の嬉しい進歩です。とくに、女性誌・一般誌のお仕事をさせてもらうと、編集担当、カメラマン、モデル、ライター全員がママ! ということもたまにあって、男社会にどっぷりだった私にはとっても新鮮なんです(笑)。
そんなロケが、まさに現在発売中の集英社「LEE」2月号で、「徹底試乗で見つけた! 私にちょうどいい車」という特集に展開されています。ロケバスに乗って都内の自動車ディーラー5軒をハシゴ取材するという、スケジュール的にはかなり過酷なロケ。だったのですが、メンバーが全員ママということで、移動時間はず~っと子供や夫の話が途切れず大盛り上がり。ディーラーでの撮影中には、女子目線・ママ目線での質問や、鋭いクルマチェックに目からウロコの連続でした。
例えばプジョーやシトロエンのディーラーに行った時は、展示してあるクルマだけでなく、ソファのデザインやクッションのカラーコーディネート、置いてある観葉植物などにまで「これステキ!」なんてチェックが入る(笑)。プジョーではVRでインテリアのコーディネートが見られるということで、さっそく試してみたり。さすが、ファッション誌に携わる女性たちですよね。
また、モデルさんは普段からクルマの中で身支度を整えることが多いということで、鏡を置く場所やアクセサリーをしまえる収納など、室内を細かくチェックしていたのが印象的。そしてやっぱり女子はスイーツが大好物で、ダイハツのディーラーでは季節ごとに変わるというスイーツプレートにご満悦でした。ランチは時間を節約するためにロケバスの中でいただいたのですが、それもコンビニおにぎりなどではなく、時間と場所を指定すればどこでも届けてくれるオシャレなケータリング屋さんがあるとのことで、ボリューミーなのに見た目もカラフルで楽しく、とっても美味しいサンドイッチランチをいただきました。
いや~、なんだかんだやっぱり、女子だけだとロケもまったく趣が変わるものだなぁと心から感心した1日でした。男性だらけのロケも楽しいですが、LEE編集部を見習って、Car Watch 編集部のロケでもオシャレなエッセンスを取り入れていけるように頑張ろうと思います。まずは、自前でエスプレッソマシンでも持参するかな?(笑)