まるも亜希子の「寄り道日和」
連載100回記念! 海鮮丼を食べて夜景を見る「記念日」のお話
2020年1月30日 00:00
100。百。ワンハンドレット~! ついにこの連載コラム「まるも亜希子の寄り道日和」が、記念すべき100回目に到達しました~っ! これまで私自身の連載では、月刊カー&モーターサイクル誌「ahead」でのコラム「オンナにとってクルマとは」の78回が最長でしたので、一気に記録更新です。まぁ、このコラムは週1更新なのでまだ2年ちょっとなのに対して、aheadの方は月刊誌なので、続いた年数としては6年半と最長なのですが、回数では記録更新となって嬉しい限りです。毎週、締め切りに遅れても温かくサポートしてくださるCar Wach編集部のみなさま、そしてなにより、読んでくださっているみなさまに心から感謝いたします。これからもどうぞ、末長くよろしくお願いいたします!
ということで、記念すべき100回目なので今回は「記念日」をテーマにお届けしたいと思います。男性の皆さんは、苦手な人多いですよね~、記念日。奥さんや彼女に「今日はなんの日だか覚えてる?」なんて聞かれて、エッ、なんだっけ? 誕生日でもないし結婚記念日でもないし、いったいなんの日なんだ? とパニックになったりして(笑)。中でも困るのが「付き合った記念日」じゃないでしょうか。
女子はそういうの細かく覚えてるんですよね~。「初めてメールした記念日」とか「ドライブした記念日」「一緒に旅行した記念日」とかね。私はそこまで細かく覚えている方じゃないですが、一応、私たち夫婦にもそんな記念日はありまして。夫は意外と女子力が高いのか(?)、6回目となる2020年もちゃんと覚えていて、家族でお出かけしてきました。とくに初デートの場所というわけではないのですが、毎年、江ノ島に行って海鮮丼を食べて夜景を見る、というのが恒例になっているのです。
午前中はお天気がわるく、午後から晴れてくるという予報に合わせて、お昼過ぎに自宅を出発。立体駐車場にクルマを停めて、まず目指すのは、江ノ島に数ある海鮮料理のお店の中でも、いちばん気に入っている「とびっちょ」です。生しらす料理が有名なお店なのですが、現在は生しらすは禁漁の時期。3月中旬以降、食べられるようになるそうですよ。でも、釜揚げしらすだってなかなか美味しい! ここのメニューはどれもボリューム満点なので、2019年までは私がオーダーする海鮮ちらしの「とびっちょ丼」を分けて食べていた娘も、2020年は「お子様ランチがいい!」といっちょ前に個別でオーダー。舟盛り用の木の船に、ハンバーグやポテト、エビフライ、そして釜揚げしらすが山盛りのご飯がのっかって、かなり豪華です。しらすが大好物の娘は、見た瞬間にテンションアップ。大はしゃぎの娘をはさみ、3人でカウンターに並んで食べるのも楽しいものですね。子供の成長を感じたひと時でした。
そして、今回のもう1つのお目当は、関東三大イルミネーションに認定されたという、「湘南の宝石 ~江ノ島を彩る光と色の祭典~」を体験すること! 江ノ島のいちばんてっぺんにある、展望台の「江ノ島シーキャンドル」を筆頭に、そのふもとに広がる「江ノ島サムエル・コッキング苑」や「中津宮広場」など江ノ島全体が、日没とともに光あふれる空間に変身するというので、これは行かなければ! と楽しみにしていたのです。
夕日が沈む少し前に展望台に上り、遠くに見える富士山や、藤沢・茅ヶ崎の街並みなどを堪能したら、17時30分にいよいよイルミネーションが点灯。下にいた大勢の人たちの歓声が聞こえてきました。私たちは、よくわからず展望台の上で点灯のカウントダウンを迎えてしまい、ちょっと失敗だったのですが(笑)、急いで下へ降りるともうそこは夢の世界。木の枝から下がる大きな宝石や、スワロフスキーをふんだんに使った光のトンネル「湘南シャンデリア」、透明感のある光が美しい森の小路など、なんだか別世界に迷い込んだような気分になっていきます。
これまでもいろんなイルミネーションを体験してきましたが、江ノ島はちょっとプレミアム感があってモダンで、ファミリーでワイワイ見るよりは、大人がのんびりとお散歩して豊かな時間を過ごすような、そんなイルミネーションだと感じました。帰りの260段の階段の途中にもライトアップが続いているので、ふわふわした気分のまま降りていけます。
で、さっきあんなに食べたのにもう「お腹すいた~」と言う娘。上にもオシャレなカフェがあったのですが、乳製品アレルギーになってしまった夫が食べられそうなものがなかったので、やっぱりここは定番の女夫まんじゅうで有名な「紀の国屋本店」に寄り道。夫はシブく甘酒を、私はみたらし団子とよもぎ団子、娘は可愛い貝殻の形の最中にバニラアイスとあずきが詰まった、アイス最中をいただきました。
そういえば江ノ島は、縁結びのパワースポットとしても有名ですよね。これからも仲よく、年1回の江ノ島詣が叶いますように。カップルのみなさんにも、半日で十分に楽しめる江ノ島ドライブ、オススメですよ~♪