まるも亜希子の「寄り道日和」
クルマ好きのための「アイシングクッキー作り」にチャレンジ
2020年2月20日 00:00
男性の皆さま、先週はバレンタインデーがありましたが、チョコレートたくさんもらいましたか? 最近は「友チョコ」とか「感謝チョコ」なんて言って、女性同士でもチョコレートを贈り合うことが多いんです。私はお仕事関係の女性から4個、親戚から1個チョコレートをいただいて、甘~いバレンタインデーを過ごしましたよ。
そして今年はもう1つ、バレンタインデーに向けたクルマ好きのための「アイシングクッキー作り」にもチャレンジしたんです! アイシングとは、粉糖と卵白のパウダーでいろんな色のクリームを作り、それでクッキーに絵や模様を描いていくもの。前回はクリスマスにフォルクスワーゲン「ビートル」のアイシングクッキーを作ったのですが、それがまさかの大反響! まわりの女子たちから「私もやってみたい!」との声をたくさんいただいて、またチャレンジする機会を狙っていたというわけなのです。
先生は前回同様、スーパーカー乗りであり、クルマのツーリングイベントを主催するほどのクルマ好きでもある鈴木あゆみ先生。あいかわらずと~ってもキュートです。生徒は会場スペースの関係で5名になりましたが、私と吉田由美さん以外は初心者で、基本からしっかり教えてもらうことに。コルネという三角の筒に入れたアイシングクリームで線を描いたり塗りつぶしをしていくのですが、んまぁ、最初はその線をまっすぐに描くことさえ難しい! ちょっとの力加減で波打ってしまったり、途中でクリームが切れてしまったり。はじめはワイワイキャッキャ言いながら騒がしくやっていた私たちでしたが、いつしか誰もが無口になり、じっと下を向いて黙々と線を引いていたのでした(笑)。
アイシングの一番難しいところは、クリームをコルネから出すとすぐに固まってしまうため、ゆっくり描いているヒマはなく、時間とにらめっこの一発勝負! というところ。私は先生の上手なお手本を見て、線のラインを頭に叩き込み、覚悟を決めてエイッとひと筆書きのように引いていくのですが、線1本1本が試合のよう(笑)。1試合ごとに「ヨシッ」とか「あ~あ」なんて心の中で叫びながら、クッキーを仕上げていくのです。
今回は英国ブランド「MINI」のクッキーのほかに、ユニオンジャック、ハートを抱いたクマさん、バーバリー風のダッフルコート、紅茶のポット&カップを製作。1色塗るたびに、いったん乾かしてから他の色を重ねていくので、1個のクッキーにもかなりの時間と手間がかかります。だんだん慣れてくると、線1本1本を試合のように描く作業が爽快感に変わってくるのですが、なかなか先生のようにうまくはいかないですね。でも、自分なりに少しずつ上達してくるとすごくうれしいし、普段の生活ではあまり発揮していないような、ものすごい集中力が出ているのを感じました。
ただ、みんな集中しているがゆえに、失敗した時のリアクションが大げさすぎ。シーンとしている教室内に突然、「あ~っ! 間違えた~!」なんて悲鳴が響いたり、「なんでこうなるの~」なんて落胆の声が漏れたり。そのたびにみんなでその人のクッキーを覗いて、クマの顔が福笑いみたいになっていたり、コートの袖が細くなりすぎたり、珍作品誕生の予感に大笑い! 前回に続いてまたしても、涙が出るくらい笑い転げて日ごろのストレスもスッキリ発散したのでした。
そしてついに、4時間かけてなんとか形になったクッキーたちを見て、とてつもない達成感と心地よい疲労感に包まれた私たち。その後、お腹すいた~と近所のレストランに移動して、「今度はみんなそれぞれの愛車をクッキーで作りたいよね」なんて話に花が咲きました。家に持ち帰った私のMINIクッキーは、食べるのがもったいなくて、まだ飾ってあります。今日が消費期限なんですが……。
食べられないくらいかわいいクルマのアイシングクッキー。クルマ好きな彼へのプレゼントにオススメです。