まるも亜希子の「寄り道日和」
自宅にあるもので愛車をお掃除
2020年4月30日 00:00
ゴールデンウィークならぬ、ステイホームウィーク真っ只中ですね。お天気に恵まれているので、わが家では普段なかなか手がまわらない、テントやソファといった大物の掃除やメンテナンスに精を出しております。そしてやっぱり、愛車のお手入れもここぞとばかりにミッチリと。忙しい時にはボディまわりだけをサッと水洗いして終わり、だったのですが、今は時間がたっぷりあるので、内装のお手入れもじっくりとできますよね。
ただ困るのが、洗車道具が切れてしまっても、その補充のためにわざわざ出かけていては本末転倒だということ。こんな時期なのでシートなどの除菌もしておきたいなと思うのですが、消毒液も手に入りにくい状況です。
でも、心配ご無用。けっこう、家の中にあるものでも愛車の掃除ってできるんですよね。今回は主婦の知恵(?)ということで、キッチンやバスルームにあるものを使って愛車のお手入れをしてみました。
まずはシートやステアリング、ドアノブ、シフトノブなど、手や身体が触れる部分のインテリアの除菌。これはSARSが問題となった時に、台所用洗剤が消毒効果が高いと確認されています。おうちにある台所用洗剤の裏を見て、「界面活性剤」として成分に「直鎖アルギルベンゼンスルホン酸ナトリウム」または「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」が含まれていればOK。それを、ぬるま湯1Lに対して5~10cc以上を溶かし、雑巾に含ませて使います。
ここで注意したいのは、スプレーするとウイルスが舞い上がってしまい、それを吸い込んでしまう可能性があるので、面倒でもちゃんと雑巾に含ませて拭くこと。2度拭きするといいそうですよ。これはもちろん、家の中のドアノブや照明のスイッチ、テーブルやパソコンのマウスなどにも消毒剤として使えるので、常備しておくと安心ですよね。
もう1つ、SARSの消毒効果は確認されていませんが、一般的な殺菌・消毒作用が期待できる身近なものが。冷蔵庫に、余ったレモンやレモン果汁100%のものはないですか? わが家は娘が大好きな唐揚げをした時に添えたレモンが半分余っていたので、それを使います。
実は、主婦の間ではもはや常識ですが、レモンはお掃除に万能といっていいフルーツ。果汁にはクエン酸が豊富なので、アルカリ性の汚れに効果バツグンなんです。水垢や石鹸カス、カルキのこびりつきなんかを落としてくれるので、キッチンでは水まわりのお掃除にぴったりなんですが、愛車の場合は塗装されていない金属部分やガラスの水垢を落とす時にいいですよね。
そして皮にはリモネンという成分が含まれていて、これが油汚れや殺菌・消毒作用、木目やレザーの艶出し、銀製品のくもり取りと、いろいろ使えるんです。皮だけなら、晩酌のレモンサワーに絞った後のものでもOKだから、捨てる前にササッと愛車の掃除に有効活用(笑)。それに、もともとが食べられるフルーツなので、赤ちゃんやペットなど、どこでもかまわずなめてしまったりするから洗剤を使うのは不安、というご家庭にも安心です。
さてもう1つ、時間がある時になんとかキレイにしたいのは、アルミホイールの頑固な汚れ。市販の専用洗剤でもなかなか落ちいくいものですが、ここで試すのがバスルームにあるメイク落としなんです。オイルタイプの方がいいみたいなのですが、そちらはちょっとお高いので、旅行用に買っておいたプチプラなジェルタイプを(笑)。
少量だし、使い古してやわらかくなった歯ブラシにつけて、やさしくホイールをこすってみると、あれよあれよという間に黒い汚れが絡みついてきます。水でサッと流し、仕上げに乾いたタオルで拭きあげたら、ツヤツヤになりました。とってもカンタンです。これはサラダ油でも代用できますのでお試しあれ。
そんなわけで、ボディ全体をアワまみれにして大量の水を使う洗車は家の駐車場ではちょっと気が引けますが、インテリアやホイールのお手入れならじっくりできそうですよね。キレイになった気持ちのいい愛車で、早く出かけられる日が来ることを願いつつ。みんなでステイホーム、がんばりましょう!