まるも亜希子の「寄り道日和」
ジメジメとした梅雨を快適に乗り切る「クルマの梅雨対策」
2020年7月2日 00:00
ジメジメとした梅雨が続いていますね。2019年の関東の梅雨明けは7月24日でしたから、今年ももう少しこのジメジメとのお付き合いが続きそう。
ってことで、毎年やろうやろうと思いつつ、ウヤムヤにしてしまっていた(笑)「クルマの梅雨対策」を、今年は徹底的にやってみました。
まずは4月で丸10年を迎えた私の愛車、ホンダ「CR-Z」。そろそろエアコンからむ~んとイヤなニオイが漂い出していたので、エアコンフィルターを新品に交換しました。これは前回、いいよと勧められて使ってみたところ、純正フィルターよりも劇的にクリアな空気になって大満足した、マンウントフンメルの「フレシャスプラス」を引き続き使います。
CR-Zのエアコンフィルターは、グローブボックスを開けた上段の奥に収まっているので、そこから古いフィルターを取り出します。おそるおそるヒダヒダを覗いてみると……ギャ~ッ、やっぱりいらっしゃいました、虫さん蛾さんの仏さま。ホコリも枯葉たんまり溜まっているし、ああ、私はこんなところを通ってきた空気を吸っていたんですね……。もっと早く交換すべきでした。
でもまあ、この汚れたフィルターのまま梅雨を越していたら、きっと湿気でこのホコリやら死骸やらにカビが生えて、もっとひどい状態になっていたかもしれないし、この程度で済んでよかったと思うことにしましょう。なにごともポジティブ思考ですよね。
そしてお次は、フロアマットとファブリックシートの掃除です。雨で濡れた傘をそのまま車内に入れてしまうと、フロアマットにはその雨粒がどんどん染み込んでしまいますよね。湿った洋服で座るシートもまた、湿気でイヤなニオイの発生源になったりするわけです。
まずは充電式の掃除機でシートを掃除し、フロアマットは外に出して、布団叩きでパンパンしたあと、同じく掃除機をかけます。そして今までだと、固く絞った雑巾で拭いたあと、乾いた雑巾で拭き上げるのが定番だったんですが、今回は秘密兵器を投入! それが、衣類のシワとりやニオイとりができるというスチーマーです。こちらは充電式ではないので、延長コードを使ってシートに届くように工夫しました。
ジュワ~っという音とともに蒸気が吹き出すので、それをゆっくりと動かしながらシートに当てていきます。ニオイだけでなく、少しくらいのシミならこれで取れることもあるそうですよ。そしてすべてのシートが終わったら、窓が開けられる場所なら風通しをよくし、難しいならしばらくエアコンをかけて、しっかり乾燥させればOKです。
それが終わったら、なるべく湿気を溜め込まないように、押入れ用の湿気取りシートをフロアマットの下に忍び込ませます。これはラゲッジのマットの下にも敷いておくといいですね。消臭効果のある備長炭シートがオススメです。
また、車内には濡れた傘をサッとしまえる傘袋を用意しておきます。私はいつも、雨の雫が落ちないように逆さまに閉じられる傘を使っていますが、家族やゲストを乗せる時用に、傘袋があると安心。カー用品店や通販などで、だいたい500円~1000円くらいで売っています。
が、家にあるもので手作りしてもいいのかな~と思っています。材料は防水で深めのエコバッグのようなものと、S字フックのみ。そのままヘッドレストの後ろに引っ掛ければ、即席の傘袋として使えますよね。
そしてさらに、今回はもう1つ、とっても便利なものを手作りしてみました。というのは以前、このコラムで雨の日に傘がドア開口部に固定できて、濡れないように乗り降りできるアクセサリーをご紹介したところ、「こんなのもあるよ! しかも手作りできるよ!」との情報をいただいたのです。
さっそくその材料を手にいれるべく向かったのは、100円ショップのダイソー。そこで、超強力マグネットなるものを入手しました。そして、家にたくさん買い置きしてあるリフレクターのストラップを1つと、ハサミ、接着剤を用意。これで全部です。
作り方も簡単で、あっという間にできちゃいます。まずキーホルダーの下を2mmくらいのところでハサミで切り、その中に超強力マグネットを2個、忍び込ませます。そして接着剤で切り口を再びくっつければ、もう完成。そのストラップを、傘の骨の先っぽに巻きつけて使うんです。
使い方も簡単。クルマのドアを開けて傘を開いたら、クルマのルーフの近くでくるくると回転させます。するとピタッと超強力マグネットがルーフにくっつきました。ただ最初はかなり手前の方にくっついてしまったようで、傘の柄から手を離すとちょっとフラフラして心もとない感じです。我が家のミニバンにはルーフレールがついているので、ストラップを少し長めにしてもう1度クルクル。
すると今度はしっかりとルーフレールの向こう側にピタっとくっついてくれました。手を離してもフラフラせず、傘の柄を開口部の端っこに当てておくと、傘だけでも固定されるのがスゴイ! 最初は「ほんとに使えるのかな~」とちょっと半信半疑だったんですが、これはすごく便利です。
雨の日に屋根のないところで乗り降りする時には、多少は濡れてしまうのを覚悟するもの。とくに小さな子どもをチャイルドシートから降ろしたり、お年寄りに付き添ったりする場合には、自分はずぶ濡れになっても仕方ないと諦めていたものでした。でも、これがあればすごく助かりますね。いい情報、ありがとうございました!
ぜひ皆さんも、あと少しの梅雨を快適に乗り切るべく、湿気対策や便利グッズを試してみてくださいね。