まるも亜希子の「寄り道日和」
夏本番!お肌と愛車に日焼け止め対策
2020年7月30日 00:00
いよいよ夏本番ですね~。例年通り、紫外線と熱中症をマックス警戒しつつ、今年はコロナ対策も加わるという三重苦。もう、マスクでメイクは崩れるし、アルコール消毒で日焼け止めも取れてそうだし、どうすりゃいいのって感じです(笑)。
あ、そこで「僕のクルマはUVカットガラスだから大丈夫だよ~」と微笑んだアナタ。怖い話をしてあげましょう。私のクルマも、取材で乗るクルマも、最近はすべてUVカットガラスなんです。でも、私の顔をよ~く見ると、顔の右側の方が濃いシミが多いんです。ちゃんと毎日、日焼け止めをしっかり塗っているのに、ですよ。
つまりどういうことか言うと、UVカットガラスが紫外線を通してしまっているか、日焼け止めの効果が薄いか、どっちかということになってしまいます。なので最初はもちろん、日焼け止めを疑いました(笑)。
市場で人気のある日焼け止めのうち最強のUVカット効果「SPF50」を誇る5種類を購入し、それぞれを塗ったクリア板の下に紫外線チェッカーを重ねて、紫外線を通しているかどうかテストしたんです。するとなんと、私がここ数年、気に入ってヘビロテしてきた日焼け止めは、効果にちょっと疑問あり(涙)。塗っても白くならないし、肌が息苦しくならないし、すごく気に入ってたのに~! これはかなりショックでした。
そして、塗った感触や香り、ハンドルに見立てた黒い紙を握って白く色がつくかどうかというテストもしてみて、ベスト1に輝いたのは、「ビオレUV アスリズム」という日焼け止め。フランスの「アベンヌ」の日焼け止めもとてもよかったのですが、こちらは価格がお高めなので、コスパも含めてアスリズムが1位に輝きました。もし、運転する時に塗る日焼け止めに悩んでいる方がいたら、試してみてくださいね。私ももちろん、大人買いしました(笑)。
で、これでこの夏は白肌で乗り切るぞ~と思っていたのですが、なんとなんと、その後さらに強力な助っ人を手に入れたんです!
それは、カー&モーターサイクル月刊誌「ahead」の取材で出会った、日本で売られているカーフィルムで唯一、「紫外線カット100%」を実現したという、LFTの「ダブルバリアフィルム」。フィルムというとスモークタイプを思い浮かべがちですが、このフィルムはクリアタイプで、貼ってもガラスの可視光線透過率がほとんどわるくならないので、フロント3面に貼っても車検をパスできるというのがミソ。
最近は純正ガラスでもUVカット99%のクルマがたくさん登場していますが、残念ながら1%でも紫外線を通してしまえば、日焼けはするんです。そして赤外線(IR)カットを謳っているガラスやフィルムも多いですが、カットできる範囲が狭いものがほとんどで、それだとジリジリとした暑さを予防できる効果も限られてしまうんだとか。
わが愛車・CR-Zをダブルバリアフィルム施工前にUV&IR測定してもらうと、運転席側のガラスは77%しかUVカットしていないという悲しい事実が判明してしまいガッカリ。IRカットも78%と低い数値です。これがどう変わるのか、ドキドキしながら半日ほど施工ショップさんに預けました。
さあ、施工終了後の愛車にいざ対面。でも、見た目はなんら変わったところはありません。でも、外気温33度のお昼に乗ってみて、その効果は一瞬で実感できました。窓を閉めていると、まったく直射日光の熱を感じないんです。開ければ即座にジリジリと腕が熱されていくので、これはしっかりカットしてくれている証拠ですね。データ測定でも、UVカットは100%、IRカットも92%までアップ。それでも窓ガラスの可視光線透過率は73%と車検通過レベルをキープしているのが嬉しいですね。
その後、炎天下にあえてサンシェードなしで3時間ほど駐車しましたが、車内は暑いことは暑いんですが耐えられるレベルで、以前のハンドルにも触れないレベルの暑さではないことに驚きました。
デメリットは、しいて挙げればですが、カンカンに晴れた日に偏向サングラスをかけていると、フロントガラスを通して見た他車のガラスが虹色に光って見えます。でも他車のドライバーがまったく認識できないほどではなく、慣れてしまえば気にならない程度かなと思います。曇った日にはほとんどこれまで通りに認識できます。また、フィルムは永久に使えるものではなく、やはり劣化します。クルマの使用状況によって、劣化の速さは変わるそうですが、だいたい5年くらいとのことでした。
でもこれは、一度使ったらもう手放せないかもしれないですね。エアコンの効きもぜんぜん違うし、この夏は例年よりもストレスが1つ減ったように思います。