編集後記
2020年8月8日
塩谷公邦
みなさま、こんにちは。編集部の塩谷(しおたに)です。今日は我が家のペットをご紹介します。
3年ほど前に子供がお祭りですくってきた2匹の金魚なのですが、当初は「お祭りの金魚はたいして長生きしない」と思っていたし、サイズも4~5cmくらいなので、もう使わなくなった虫かごに、4~5匹のメダカと一緒に飼っていました。
1年もしないうちに虫かごでは手狭になり、やむなく水槽を購入。もともと、自分はそんなに魚系が好きではないのですが、子供に命の大切さを感じてもらうために、全力で飼育するしかありません。
このサイズの水槽ですから「自分でちゃんとお世話してよね」との思いを込めて、設置場所は子供の机の脇。とはいえ、餌は与えるものの、水の交換は誰もしない……。そのまま放置しておくわけにもいかないので、渋々1か月に1回程度、自分が交換することに。とはいえ、この頃の金魚はまだ小さく、水槽を洗うときは500mlのペットボトルを半分にカットした容器に入れておけるレベルなので、それほど大変な作業でもなかったのです。
しかし、また1年もしないうちに水槽が手狭になり、ついに本格的な水槽キットを投入することに。「最初からもっと大きいのを買えばよかった」と思いつつも、心の片隅にはまだ「お祭りの金魚はたいして長生きしない」との思いもあり、不要になったときのことを考えると「なるべく小さいサイズで済ませておきたい」というセコイ気持ちを優先してしまいました。
2年近くも飼っていると、さすがに愛着も湧くもので、たまに水槽の中を眺めて様子を見たりすることも。また、人が近くを通ると「餌くれ! 餌くれ!」のアピールが凄い。金魚には満腹中枢がないらしく、餌をあげて30分もすれば「餌くれ! 餌くれ!」のアピール。家族の誰かが通るたびに「餌くれ! 餌くれ!」アピールをするので、通常より多めの餌を食べ、もの凄いスピードで大きくなっていきます。もちろん、あげ過ぎ注意の警告を発令しました。
最近耳にしたのですが「金魚は大きい水槽にすると、その分大きくなる」と……。否、単純に餌のあげすぎなんじゃない?
ということで、餌のあげ過ぎか分かりませんが、水槽を大きくして1年も経っていないのに、2匹は水槽の中で窮屈そうな状態に。金魚がどういう感覚で泳いでいるのかは分かりませんが、尾びれを2回も振れば水槽の端から端まで進んでしまうので、人間がプールで泳いでいるのに例えたら、きっと5mプールを泳いでいる感覚ではなかろうかと想像。せめて25mプールくらいの広さで泳がないと、ストレスが溜まって寿命が縮まるのでは? と危惧し始め、2020年7月に水槽のさらなる大型化に踏み切りました。
さすがにもう「お祭りの金魚はたいして長生きしない」という気持ちよりも愛着の方が強くなっているし、ここでケチケチして半年~1年でまた買い替えなんてことも嫌なので、もうこれ以上の大きさは無理という限界値でチョイス。
サイズと価格を吟味した結果、45×90×45cm(縦×横×高)の水槽に決定。容量180Lなので、1つ前の水槽から一気に5倍の容量を誇ります。水槽本体だけで約20Kg、水を真ん中くらいまで入れただけで約100Kg(上からマイナス3cmまで水を入れると約160Kg)と、もはや1度設置したら、そう簡単には移動できない恐ろしい塊になりました。一応、キャスター付きのテレビ台に乗せていますが、そもそもキャスターが耐えられるかも心配です。
実は60×90×60cm(縦×横×高)のワンサイズ大きい水槽もあったのですが、さすがに重量であきらめました。
これできっと金魚たちも25mプールを泳いでいる優雅な気持ちになれたことでしょう。