編集後記

2020年8月15日

小林 隆

6月にわが家にやってきたBCNR33。足下は購入時のままで、11Jを誇るワーク「マイスター S1」にフェデラルタイヤ「595RS-R」の組み合わせ

 7月11日の編集後記でわが家に1995年式のR33 GT-R(標準モデル)がやってきたことを報告しましたが、今回は購入の際に車両のこと以外で悩んだことをご報告したいと思います。

 その悩みとは自動車保険のことで、今回のR33 GT-Rは25年落ちのモデルとなり、クラシックカー扱いとなってしまいます。そのため、一般的な保険会社では車両保険に入りにくいのです。実際、それまで乗っていたZ33で入っていた通販型自動車保険では車両保険に入れませんでした。有名なチャブのクラシックカー保険なども考えましたが、最終的に購入店舗で付き合いのある保険会社が「車両保険OK」の連絡をくれたので、そのまま加入することにしました。

 そもそも25年落ちのクルマに車両保険必要なの? という話もありますが、主だっては盗難対策の意味合いが強い。ご存知のとおり、第2世代GT-Rは近年中古車市場で価格高騰を見せており、ただドアに鍵をかけるだけという盗難防止策ではあまりに無防備、「どうぞ持って行ってください」と言っているようなもの。今回加入した保険会社の担当者に聞いたところによると、車両盗難の多くは自宅車庫で発生しているそう。その点、自宅の車庫は2つのゲートがあるうえに駐車スペースは機械式の2階だから車両保険は必要ないかなと思いましたが、念には念を入れて加入することを決意した次第。外出した際に持っていかれてしまう可能性もゼロではないですしね……。

 これから古いクルマを購入しようと思っている人は、車両保険をどうするかも先に考えておくと購入決断時に色々スムーズかもしれません。