編集後記
2021年1月23日
椿山和雄
もっと「あぶない刑事」の話を続けようかと思っていたが、今の自分はアニメ「十兵衛ちゃん ~ラブリー眼帯の秘密~」の魅力にハマってしまっている。
なぜこのアニメにハマってしまったのか? 少し話が戻って2020年12月26日に放送されたテレビ東京のTV番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」を見たことからスタートする。番組の中で使われていたテーマ曲が気になって、ネットで調べてみたところ「十兵衛ちゃん2 ~シベリア柳生の逆襲~」で使われていた曲というのが分かった(便利な時代だ)。
どんなアニメなのだろうかと思って、第1シーズン「十兵衛ちゃん ~ラブリー眼帯の秘密~」の第1話が無料公開されていたので、試しに見てみたところ、これでハマってしまったのである。動画配信サービスで全話一気見だ。
十兵衛ちゃんは、中学2年生の「菜ノ花自由」がラブリー眼帯をつけた瞬間、2代目柳生十兵衛に変身するというアニメで、これの変身シーンは絶品だ。おそらくバス旅シリーズが好きな人なら、すっと入っていける世界観なんじゃないかとも思う。
はてさて、番組で使われている曲を調べて、なぜこんな文章まで書いているのか? 話が回りくどくなってしまったが、マドンナに鈴木杏樹を迎えた「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Zの第15回 和歌山県・高野山⇒熊野古道」が面白かったからに違いない。
十兵衛ちゃんを見て、バス旅シリーズの製作者がなぜこのアニメの曲(十兵衛ちゃん2の曲ね)を使用したのかも少し見えた気もする。実はこのバス旅シリーズは、マドンナが3泊4日の過酷旅を続ける中で一瞬見せる“何か”を追いかけているところに、この番組の魅力があるのではないか?、というのが十兵衛ちゃんを見てからの考えになっている。