2015フランクフルトショー

英ベントレー モーターズ、ラグジュアリーな高性能SUV「ベンテイガ」世界初公開

新設計のW型12気筒6.0リッターツインターボは608PS/900Nm発生

2015年9月19日~27日(一般公開)

独フランクフルト Messe Frankfurt

 英ベントレー モーターズは、ラグジュアリーな高性能SUV「ベンテイガ」をフランクフルトショーの会場で世界初公開した。

 5141×1998×1742mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2992mmという体躯を備えるベンテイガは、ラグジュアリー性と高いパフォーマンス性能を兼ね備えた新型SUV。アラブ首長国連邦のドバイ、ノルウェーのノースケープなど5大陸の過酷な環境下で開発を実施。さらに動力性能の開発にあたっては、ニュルブルクリンク 北コースで400ラップ以上をかけて行われたという。

会場のようす

 そのパワートレーンでは、最高出力447kW(608PS)/5250-6000rpm、最大トルク900Nm/1250-4500rpmを発生する新開発のW型12気筒6.0リッターツインターボエンジンに、ZF製8速ATを搭載。2422kgという車重ながら、0-100km/h加速4.1秒、最高速301km/hをマーク。

 また4WDモデルらしくTCS(マルチモードトラクションコントロール)やHDC(ヒルディセントコントロール)などを搭載するとともに、4モードから車高を選択できるエアサスペンションを装備。前走車に追従するACC(アダプティブクルーズコントロール)機能も備わっている。

ベンテイガのボディーサイズは5141×1998×1742mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2992mm。パワートレーンは最高出力447kW(608PS)/5250-6000rpm、最大トルク900Nm/1250-4500rpmを発生する新開発のW型12気筒6.0リッターツインターボに、8速ATの組み合わせ

 インテリアで使用される精密な金属、ウッドパネル、レザーはすべて英国でハンドクラフト。フロントシートはシートヒーターはもとより、22way電動調整式、6種類から選択できるマッサージ機能を備えるなど、快適性を意識した作り込みがなされている。

 このベンテイガについて、ベントレーのヴォルフガング・ドィルハイマー会長兼CEOは「ベンテイガはベントレーらしさを追求したSUVです。細部への徹底したこだわりと高い走破性、そして最先端技術が融合したこのクルマは、SUVセグメントにおけるラグジュアリーという概念を再定義するとともに、どのような環境でも真のベントレーらしさを体感することができます。この素晴らしいクルマが、ベントレーの成長と売り上げに貢献することを期待しています。ベンテイガは当ブランドのさらなる飛躍への第一歩なのです」と語っている。

ベンテイガのインテリア。さまざまなオプションが用意されるが、会場ではレザー製の旅行用かばんやチャイルドシート、ラゲッジルームに設置可能な冷蔵庫なども見ることができた

編集部:小林 隆