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ベントレー、ダウンサイジングの4.0リッターV8ツインターボ搭載でスポーティな走りと燃費を両立する「ベンテイガ V8」

価格は1994万6000円で2018年秋にデリバリー開始

2018年1月12日(現地時間)発表

1994万6000円

1994万6000円で2018年秋にデリバリー開始となる「ベンテイガ V8」

 ベントレーモーターズジャパンは1月12日(現地時間)、ラグジュアリーSUV「ベンテイガ」の追加モデル「ベンテイガ V8」を発表した。日本市場でのデリバリー開始は2018年秋となり、価格は1994万6000円。

 2016年から日本市場に導入されたベンテイガでは608PS/900Nmを発生するW型12気筒6.0リッターツインターボエンジンを搭載し、価格は2695万円となっているが、新たに追加されるベンテイガ V8では、550PS/770Nmを発生するV型8気筒4.0リッターツインターボエンジンを採用。価格は700万4000円安となっている。

ベンテイガ V8。ボディサイズ5140×1998×1742mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2995mm。車両重量は2395kg(数値はすべて本国計測値)

 このほか、パワートレーンではZF製8速ATとフルタイム4WDの組み合わせはそのままとなり、最高速は290km/h、0-100km/h加速は4.5秒。ターボチャージャーにデュアルツインスクロール式を用いるダウンサイジングターボエンジンの採用により、スポーティな運動性能を手に入れるほか、特定の状況で8気筒あるエンジンの4気筒が休止する気筒休止機構を備えることで、燃費性能は11.4L/100km(複合モード)を実現。気筒休止状態からの復帰は20ミリ秒でシームレスに行なわれ、ラグジュアリーSUVとしての洗練された乗り心地には影響を与えない。

 約2.4tの車両重量と550PS/770Nmのハイパワーに対応するブレーキは、高耐熱性のTornadoレッド塗装が施された鉄製ブレーキキャリパーを持つ鉄製のほか、“ベントレー史上最大かつ最強のブレーキシステム”というカーボンセラミックブレーキをオプションとして初採用。カーボンセラミックブレーキはフロント440mm径、リアに370mm径のブレーキディスクを使い、フロントキャリパーにはベントレーロゴ入りの10ピストンキャリパーを設定。制動トルクは最大6000Nmとなり、“他社のプロダクションカーと比較しても最大のフロントブレーキシステム”としている。

 このほか、外観ではフロントマスクにブラックメッシュとクロームラインを組み合わせたフロントグリルを設定し、V型8気筒ツインターボエンジンの刺激的なエンジンサウンドを生み出すエキゾーストパイプには、中央に凹みを与えた独特の形状を持つツインクアッドテールパイプを採用。全11種類を用意するホイールでは、新設計のブラック&ポリッシュ仕上げ22インチ5スポークホイールもラインアップする。

ベンテイガ V8の走行イメージ
オプションとして“ベントレー史上最大かつ最強のブレーキシステム”というカーボンセラミックブレーキを用意。制動トルクは最大6000Nm

 インテリアでは、ベントレーモデル初採用となる「ハイグロスカーボンファイバー」の加飾パネル、ウッドとレザーを組み合わせた新デザインのステアリングホイール、クリケットボールをイメージした深みのあるレッドとなる「Cricket Ball」レザートリムという3種類のアイテムをオプション設定に追加した。

 また、ベンテイガ V8では先進的な各種ドライバーアシストシステムやインフォテイメント機能を多彩に設定。

「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」には先行車との車間距離を一定に保つことができるトラフィックアシスト機能に加え、ナビゲーションデータや各センサー、各カメラを使って次のコーナーや街の境界線、制限速度が変わることなどを予測。状況に合わせて車速を増減させ、快適性と燃費を向上させるプレディクティブACCを備える。

 さらに都市部を走行をアシストする機能として、各種道路標識をドライバーに知らせる「道路標識認識システム」、後退出庫などのシーンで後方を横切る車両などの存在を知らせる「リア・クロッシング・トラフィック・ウォーニング」、車両全周囲の画像を表示する「トップビュー」、適切な駐車スペースを検出し、ステアリングの自動操舵で駐車をサポートする「パークアシスト」などを採用する。

 インフォテイメント機能では、クラストップのナビゲーション技術と60GBのHDDを備え、30カ国語に対応する8インチのタッチスクリーンのほか、後席乗員の利便性を高める装備として、4G、Wi-Fi、Bluetoothに対応して車内で簡単に高速通信を利用できる10.2インチの脱着式Android端末「ベントレーエンターテイメントタブレット」を導入している。

インテリアカラーは15色を設定し、5種類のカラースプリットも設定。ステアリングには新デザインのウッドとレザーのコンビタイプをオプション設定
強い光沢でカーボンファイバーの網目模様が際立つ「ハイグロスカーボンファイバー」の加飾パネルをベントレーモデル初採用
ベンテイガ V8のイメージムービー(1分51秒)