【2010デトロイトショー】
「デトロイトショー」が1月11日開幕

各社がワールド・プレミアを用意

デトロイトショー会場のコボ・センターは、デトロイト市のほぼ中心部、カナダとの国境を流れるデトロイト川の川岸に建つ。GM本社は歩いて数分の距離、フォードやクライスラーの本社もクルマで30分ほどの距離にある

1月11日(現地時間)開幕



 1月11日(現地時間)、米国ミシガン州デトロイトで、「2010 North American International Auto Show」(デトロイトショー)が開幕した。

 デトロイトショーは1907年に「Detroit Auto Show」として始まった自動車ショー。ジュネーブ、パリ、フランクフルト、東京と並ぶ、世界5大モーターショーの1つに数えられている。

 2010年も2009年に引き続き、日本からの本格的な参加はトヨタ自動車、本田技研工業、スバル(富士重工業)のみ。しかし、「エレクトリック・アベニュー」と名づけられた電気自動車にフォーカスしたコーナーには、日産自動車、三菱自動車工業の名前が見られる。

 また2009年は3代目となるトヨタ「プリウス」、レクサス「HS250h」、ホンダ「インサイト」、BMW「Z4」といった大物の世界初公開が注目を集めたが、今年はとくにそのようなアナウンスはない。しかし、トヨタが新たなハイブリッド専用車のコンセプトカーを展示し、2009年末にマイアミでお披露目したアウディの新型「A8」がモーターショーデビューを飾るといった話題が用意されている。

 さらにフォード、General Motors(GM)、クライスラーはご当地のショーとあって力が入る。フォードは新型フォーカスを世界初公開。GMはハイブリッドカー「ボルト」をイメージリーダーとして、破産法適用後の復調ぶりをアピール。クライスラーが、提携したフィアットグループと共同でブースを構えるのも見どころの1つと言える。

 Car Watchは、各ブースや発表の様子を追って掲載する。

トヨタの新たなハイブリッド専用車のコンセプトカー「FT-CH」は、「ハイブリッド・コンパクト」フォードの世界初公開は新型「フォーカス」
新型アウディ「A8」がモーターショーに登場フランクフルトショーで公開された電気自動車「e-tron」の改良型が登場フォルクスワーゲンの「ニュー・コンセプト・クーペ」はハイブリッド車
MINIは「モーク」をイメージしたコンセプトカー「ビーチコーマー」を展示するBMWの電気自動車「コンセプト・アクティブE」メルセデス・ベンツの「Eクラス・カブリオレ」。デトロイトが世界初公開となる
フィアットグループと共同でブースを構えるクライスラー。クライスラーのマッスルカーとフェラーリが同居するクライスラーへの吸収がささやかれるランチアだが、なんとデルタのクライスラー・ブランド版が展示されていた

(編集部:田中真一郎)
2010年 1月 12日