【2011ジュネーブショー
三菱、「コンセプト グローバル スモール」を披露

欧州では2013年に発売、価格は1万ユーロ以下

三菱自動車工業 取締役社長 益子修氏と「三菱 コンセプト グローバル スモール」

3月1日~13日(現地時間)
スイス ジュネーブ
GENEVA PALEXPO



 三菱自動車工業は、ジュネーブショーの同社ブースにて小型乗用車のコンセプトモデル「三菱 コンセプト グローバル スモール」を公開した。

 世界戦略車となる三菱 コンセプト グローバル スモールは、エネルギー回生システムを採用する1~1.2リッタークラスの小型エンジンを搭載。これにアイドリングストップ機構を備えるほか、空力性能を煮詰めたボディーや転がり抵抗値の低いタイヤなどにより、10・15モード燃費30km/Lを目指す。


益子修取締役社長

 発表会会場では三菱自動車工業 取締役社長 益子修氏が登壇し、同モデルの概要を説明した。

 三菱 コンセプト グローバル スモールを次世代のBセグメントカーと位置づけ、「ダウンサイジング」「環境に優しい」「手ごろな価格」を特徴とすると述べるとともに、生産を2012年3月に稼動を開始するタイ新工場で行い、年間15万台の生産を目指すとした。

 また、2013年前半に市販化し、欧州市場に1万ユーロ以下で発売することを明らかにしている。そのほか、車両の詳細については関連記事を参照されたい。

 なお、1月に発表した同社グループの環境取組みの中期計画である「三菱自動車 環境行動計画2015」についても触れており、2015年までに8車種の電気自動車(EV)、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)を市場投入することなどを紹介していた。

ボディーサイズは3740×1680×1490mm(全長×全幅×全高)。発表当初はトランスミッションについてはCVTについてのみ触れられていたが、5速MTの設定もあるようだ。エンジンは3気筒MIVECで、185/55 R16サイズのブリヂストン ECOPIA EP100を装着
ジュネーブショー 2011 レポートリンク集
http://car.watch.impress.co.jp/backno/event_repo/index_c270s1157.html

(編集部:小林 隆)
2011年 3月 3日